スマホで動画やゲームをたっぷり楽しみたいのに、毎月のデータが足りずに速度制限でイライラした経験はありませんか。かといって大手キャリアの無制限プランは月7,000円以上かかることも多く、通信費の負担は決して小さくありません。
そこで注目したいのが、20GB以上の大容量を安く使える格安SIMです。この記事では、20GBから無制限まで、大容量をコスパよく使える格安SIMを10社ランキング形式で比較し、料金・実測速度・データ繰り越し・テザリングの条件までまとめて解説します。容量別のおすすめや自分に必要な容量の見極め方、WiMAXとの比較、乗り換え手順まで網羅しているので、あなたの使い方にぴったり合う大容量プランがきっと見つかります。
大容量の格安SIMとは?大手キャリアより安く使える理由
大容量の格安SIMとは、毎月20GB以上のデータ通信を大手キャリアより安い料金で使えるSIMやプランの総称です。動画視聴やテザリングをよく使う人でも、月々の支払いを大きく抑えられるのが魅力です。
まずは、どのくらいの容量を大容量と呼ぶのか、なぜ安く使えるようになったのか、どんな人に向いているのかという基本を押さえておきましょう。
大容量プランは20GB以上が目安
大容量プランに明確な定義はありませんが、一般的には月20GB以上のデータ容量を大容量と呼ぶことが多いです。総務省の情報通信白書(トラヒックの増加)でも移動通信のトラヒックは前年同月比15.6%増と伸び続けており、動画やSNSを日常的に使う人ほど20GBでは足りなくなってきています。
目安として、20GBあればYouTubeを標準画質で毎日1時間ほど見ても余裕があり、50GBなら高画質動画やテザリングをかなり使ってもまかなえます。100GB超や無制限は、自宅にWiFiがなくスマホ1台で通信を完結させたい人向けの容量です。自分がどのくらい使うのかを把握したうえで、少し余裕のある容量を選ぶのが失敗しないコツです。
格安SIMでも大容量が安くなった背景
かつて格安SIMは小容量が中心で、大容量を使うなら大手キャリアという時代が長く続きました。しかし近年は、ahamoやLINEMOのようなキャリアのオンライン専用プランが登場し、30GB前後を3,000円以下で使える競争が一気に進んだことで、大容量帯の料金が大きく下がりました。
さらに楽天モバイルがデータ無制限を月3,278円で提供したことも相場を押し下げ、各社が20GB〜無制限の価格を見直す流れが加速しています。MVNOでも日本通信SIMが50GBを月2,178円で出し、mineoも2025年11月にマイピタを増量して50GBコースを2,948円で用意するなど、大容量をとにかく安く使いたいニーズに応える選択肢が増えました。総務省が公表する電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データでもMVNOの契約数は前年同期比で二桁の伸びが続いており、事業者間の競争が激しくなったことが大容量プランの低価格化を後押ししています。
大容量の格安SIMが向いている人
大容量の格安SIMは、外出先で動画やSNSを長時間使う人、自宅にWiFiがなくスマホのデータだけで生活している人、テザリングでパソコンやタブレットをつなぐ人に特に向いています。毎月データを使い切って速度制限にかかっている人なら、乗り換えるだけでストレスが一気に減ります。
反対に、自宅や職場のWiFiが中心で月のデータが数GB程度に収まる人は、大容量プランだと容量を持て余してしまいます。その場合は小・中容量のプランのほうが割安です。自分の使い方が大容量向きかどうかは、後述のセルフチェックで実際の使用量を確認してから判断すると確実です。
大容量の格安SIMの選び方で失敗しない6つのポイント
大容量プランは会社によって料金だけでなく、速度・繰り越し・テザリングの条件が大きく異なります。安さだけで選ぶと後悔しやすいので、次の6つのポイントを押さえて選びましょう。
使い方に合ったデータ容量を選ぶ
まず大切なのは、自分の毎月のデータ使用量に合った容量を選ぶことです。容量が足りなければ速度制限でストレスがたまり、逆に多すぎれば毎月無駄な料金を払い続けることになります。
過去数か月の平均使用量を確認し、それより少し余裕のある容量を選ぶのが基本です。たとえば毎月18GBほど使うなら20GBではぎりぎりなので、30GBや繰り越しがあるプランを選ぶと安心して使えます。使用量が月によって大きくばらつく人は、楽天モバイルのような段階制プランやpovoのトッピング型が無駄になりにくいです。
最大速度より実測値の通信速度をチェックする
カタログに書かれている最大速度は理論値で、実際に出る速度とは別物です。大容量を快適に使うなら、公表値ではなく利用者の実測速度、とくにお昼や夕方の混雑時間帯の速度を確認しましょう。
一般に、キャリアの本回線をそのまま使うahamo・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイルは混雑時でも速度が安定しています。一方、回線を借りて運営するMVNO(IIJmio・mineo・日本通信SIMなど)は料金が安い代わりに、平日の12時台などに速度が落ちやすい傾向があります。動画を昼休みに見ることが多い人ほど、実測速度の安定性を重視して選ぶとよいでしょう。実測ベースで速い会社を知りたい人は、通信速度が速い格安SIMのランキングもあわせて確認してみてください。
余ったデータの繰り越しができるか確認する
月によって使う量が変わる人は、余ったデータを翌月に繰り越せるかどうかを必ず確認しましょう。繰り越しがあれば、少なめの月に残った容量を多い月に回せるため、実質的に使えるデータ量が増えてお得です。
大容量帯では、IIJmioやmineo、ワイモバイルなどが繰り越しに対応しています。一方でahamoやLINEMO、楽天モバイルの無制限プランのように繰り越しがないプランもあります。無制限プランなら繰り越しは不要ですが、定額の容量プランを選ぶなら繰り越しの有無がコスパを左右します。
カウントフリーやデータ使い放題の有無を見る
特定のアプリがデータ消費ゼロで使えるカウントフリーや、速度を抑える代わりに容量無制限で使えるプランがあると、実質的に使えるデータがさらに広がります。
たとえばLINEMOはLINEのトークや通話がギガを消費しないLINEギガフリーに対応しています。mineoは最大1.5Mbpsで使い放題になるマイそくや、最大3Mbpsに増速された「パケット放題 3Mbps」(旧パケット放題Plus)を用意しており、動画をそこそこの画質で見る程度なら十分こなせます。よく使うアプリや使い方に合ったカウントフリーがあるかは、大容量を安く抑えるうえで見逃せないポイントです。
テザリングの対応と制限を確認する
パソコンやタブレットをスマホ経由でネットにつなぐテザリングを使うなら、テザリングが無料で使えるか、専用の容量上限がないかを確認しましょう。大容量プランはテザリングの母艦として使う人が多いため、ここは重要です。
今回紹介する格安SIMの多くはテザリングを無料・追加手続き不要で使えますが、無制限系プランの一部にはテザリング分だけ別の上限が設けられている場合もあります。自宅の固定回線代わりにスマホでまかないたい人は、契約前に公式サイトでテザリングの条件をチェックしておくと安心です。
乗り換えが楽なMNPワンストップに対応しているか
今の電話番号をそのまま使って乗り換えるなら、MNP予約番号が不要なMNPワンストップに対応しているかも確認しておきましょう。ワンストップ方式なら、乗り換え先のサイトで申し込むだけで手続きが完結し、予約番号を取る手間が省けます。
総務省の主導により2023年5月からワンストップ方式が始まり、楽天モバイルやahamo、povo、LINEMO、日本通信SIMなど対応事業者が広がっています。総務省の携帯電話ポータルサイトでも仕組みが案内されているので、乗り換えをスムーズに済ませたい人は対応の有無をチェックしておくとよいでしょう。
大容量の格安SIMおすすめランキング10選【20GB〜無制限を比較】
ここからは、大容量帯の料金・実測速度・繰り越し・テザリングを総合的に評価したおすすめの格安SIMを10社紹介します。まずは全体の比較表で気になる会社をチェックし、各社の詳しい解説へ進んでください。
| 順位・サービス名 | 対応回線 | 大容量プランの目安 | 最大データ容量 | 通信速度の安定性 | データ繰り越し | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|---|
1位 楽天モバイル |
楽天・au | 無制限3,278円 | 無制限 | おおむね安定 | なし(無制限) | データ無制限を最安で使いたい人 |
![]() 2位 ahamo |
ドコモ | 30GB 2,970円/110GB 4,950円(増量中は40GB/120GB) | 110GB(増量中は120GB) | とても安定 | なし | 速度を落とさず大容量を使う人 |
![]() 3位 povo |
au | トッピングで選択 | 1.32TB(365日間) | とても安定 | 期限内で使用 | 使う月だけ大容量を足したい人 |
4位 LINEMO |
ソフトバンク | 30GB 2,970円 | 30GB | とても安定 | なし | LINE中心で速度も重視する人 |
![]() 5位 mineo |
ドコモ・au・SB | マイそく990円〜/マイピタ50GB 2,948円 | 低速無制限 | 普通(昼は低下) | あり | 速度は控えめでも使い放題が欲しい人 |
6位 IIJmio |
ドコモ・au | 55GB 3,900円 | 55GB | 普通(昼は低下) | あり | ギガ単価を安く大容量を使いたい人 |
7位 UQモバイル |
au | 35GB 3,828円(割引で3,168円) | 35GB | とても安定 | あり | 速度と店舗の安心を両立したい人 |
8位 ワイモバイル |
ソフトバンク | 35GB 5,478円(超!おトク割で4,378円) | 35GB | とても安定 | あり | 家族でまとめて大容量を使う人 |
![]() 9位 日本通信SIM |
ドコモ | 50GB 2,178円 | 50GB | 普通(昼は低下) | なし | 50GBを最安級で使いたい人 |
10位 HISモバイル |
ドコモ | 30GB 2,970円 | 30GB | 普通(昼は低下) | なし | 大容量でも料金をシンプルにしたい人 |
1位 楽天モバイル|データ無制限が月3,278円で使い放題

| 対応回線 | 楽天回線・au回線(パートナー) |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | 20GBまで2,178円/無制限3,278円(税込) |
| データ容量 | 段階制(上限なしのデータ無制限) |
| 通話オプション | Rakuten Linkで国内通話無料/15分かけ放題1,100円 |
| データ繰り越し | なし(無制限のため不要) |
| テザリング | 無料・容量無制限で利用可 |
| 店舗サポート | あり(全国の店舗) |
| こんな人におすすめ | データ無制限を最安クラスで使いたい人 |
メリット
- どれだけ使っても月3,278円でデータ無制限、テザリングも容量無制限で使える
- 使わない月は3GBまで1,078円まで自動で下がり、段階制で無駄が出にくい
- Rakuten Linkアプリを使えば国内通話が24時間かけ放題で無料になる
デメリット
- 地下や建物の奥など、ほかの回線はつながるのに電波が弱くなる場所が一部残る
- 混雑する時間帯や場所では速度が落ちることがある
- Rakuten Linkは通常の電話アプリより通話品質が不安定との声もある
楽天モバイルは、大容量を安く使いたい人にとって最有力の選択肢です。データを無制限に使っても月3,278円という料金は大手キャリアの無制限プランの半額以下で、テザリングも容量無制限のため自宅の固定回線代わりにも使えます。
料金は使ったデータ量に応じて自動で変わる段階制で、あまり使わない月は3GBまで1,078円に収まります。家族で使う場合は「最強家族割」を適用すると各段階が110円引きになり、無制限でも月3,168円まで下がります。毎月の使用量にばらつきがある人でも無駄が出にくいのが強みです。以前は電波の弱さが指摘されていましたが、2024年6月から本格運用が始まったプラチナバンド(700MHz帯)の導入で屋内や地下のつながりやすさも着実に改善しています。なお、au回線を使ったパートナー回線(ローミング)は2026年9月30日で終了する予定で、KDDIは2026年8月上旬の説明でも予定どおり9月末に完了すると改めて示しています(一部の地方エリアはインフラ維持の観点から継続を検討する余地があるとされています)。自社エリアの整備は進んでいますが、山間部などローミングに頼っている地域で使う予定の人は、契約前に公式サイトのエリアマップで自社回線の対応状況を確認しておくと安心です。
2位 ahamo|30GBと大盛り110GBが選べるドコモ回線

| 対応回線 | ドコモ |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | 30GB 2,970円/大盛りオプション追加で110GB 4,950円(税込)※2026年8月1日からのデータ増量おためしキャンペーンで料金そのまま40GB・120GBに増量中 |
| データ容量 | 30GB・110GB(増量キャンペーン中は40GB・120GB) |
| 通話オプション | 5分かけ放題が標準/完全かけ放題1,100円 |
| データ繰り越し | なし |
| テザリング | 無料(データ容量内で利用可) |
| 店舗サポート | ドコモショップで有料サポートあり |
| こんな人におすすめ | 速度を落とさず中〜大容量を使いたい人 |
メリット
- ドコモの本回線をそのまま使うため、昼夜を問わず速度がとても安定している
- 大盛りオプションを足せば110GBまで使え、月の途中からでも追加できる
- 2026年8月1日開始のデータ増量おためしキャンペーンで、料金そのまま30GB→40GB・大盛りは110GB→120GBに増量中(申し込み不要)
- 5分かけ放題が最初から料金に含まれており、短い通話が多い人はお得
デメリット
- データの翌月繰り越しに対応していない
- 小容量プランがなく、データをあまり使わない月は割高になりやすい
- 店舗での申し込みや操作サポートは有料になる
ahamoは、速度の安定と大容量を両立したい人にぴったりのドコモのオンライン専用プランです。30GBを月2,970円で使え、足りなければ大盛りオプションを追加して110GBまで一気に増やせます。大盛りは月の途中から付けたり外したりできるため、旅行や出張でデータを多く使う月だけ増量する使い方もできます。さらに2026年8月1日にはドコモの「データ増量おためしキャンペーン」が始まり、料金は据え置きのまま30GBが40GBに、大盛り利用時は110GBが120GBに増量されました。申し込みは不要で自動的に適用されますが、増量分は翌月に繰り越せず、終了日が未定の「おためし」である点は理解しておきましょう。
ドコモの本回線をそのまま利用するので、格安SIMにありがちなお昼の速度低下がほとんどなく、大容量を快適に使い切れるのが最大の魅力です。5分かけ放題も標準で付くため、短い電話をよくかける人ならコストパフォーマンスはさらに高くなります。
3位 povo|トッピングで大容量を必要な分だけ追加

| 対応回線 | au |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | 基本料0円+トッピング(例:データ使い放題24時間330円) |
| データ容量 | トッピングで選択(1.32TB/365日間、360GB/365日間など長期の大容量トッピングあり) |
| 通話オプション | 5分かけ放題550円/完全かけ放題1,650円 |
| データ繰り越し | トッピングの有効期限内で利用 |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | なし(オンライン専用) |
| こんな人におすすめ | 使う月だけ大容量を足したい人・サブ回線が欲しい人 |
メリット
- 基本料0円で、必要なときに必要な容量だけトッピングで買い足せる
- au回線をそのまま使うため速度が安定している
- データ使い放題(24時間)330円など、使いたい日だけ無制限にできる
- 1.32TB(365日間)39,240円なら月110GB相当を月3,270円で使える
デメリット
- トッピングには有効期限があり、期限を過ぎると残量が消える
- 毎月コンスタントに大容量を使う人は割高になる場合がある
- 180日間トッピングの購入などがないと利用停止になる条件がある
povoは、基本料0円をベースに、必要なデータを必要な分だけ買い足すトッピング型のプランです。使い放題(24時間)330円のような短期トッピングから、360GB(365日間)26,400円=月30GB相当を月2,200円で使える長期の大容量トッピングまで用意されており、データの使い方が月ごとに大きく変わる人に向いています。さらに2026年7月1日には1.32TB(365日間)39,240円=月110GB相当を月3,270円で使える大容量トッピングが加わり、毎月たっぷり使いたい人にも選びやすくなりました。
au回線をそのまま使うため速度が安定しているのも強みです。毎月固定で大容量を使う人よりも、旅行やイベントのときだけデータを増やしたい人、2台目のサブ回線として持ちたい人に特に向いています。トッピングには有効期限があるので、購入するタイミングと使い切れる期間を意識して使うのがコツです。なお60GB(90日間)・150GB(180日間)・300GB(90日間)は2026年7月31日で販売を終了したため、これから大容量を狙うなら365日間の長期トッピングが中心になります。
4位 LINEMO|30GBのベストプランVがコスパ良好

| 対応回線 | ソフトバンク |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | ベストプランV 30GB 2,970円(税込) |
| データ容量 | 最大30GB(ベストプランは3GB 990円〜10GB 2,090円) |
| 通話オプション | 5分かけ放題が標準で込み/24時間かけ放題は1,100円 |
| データ繰り越し | なし |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | なし(オンライン専用) |
| こんな人におすすめ | 速度の安定とLINEの使い放題を両立したい人 |
メリット
- ソフトバンクの本回線を使い、混雑時でも速度が安定している
- LINEのトーク・通話・ビデオ通話がデータ消費ゼロになるLINEギガフリーに対応
- 30GBを2,970円で使えて、5分以内の国内通話かけ放題も料金に含まれている
デメリット
- ベストプランVの上限は30GBで、それ以上の大容量プランはない
- 余ったデータの翌月繰り越しに対応していない
- 店舗での対面サポートは受けられない
LINEMOはソフトバンクが直接提供するオンライン専用プランで、30GBを月2,970円で使えるベストプランVが大容量帯のコスパ良好な選択肢です。ソフトバンクの本回線をそのまま使うため、お昼の混雑時でも速度が安定しており、格安SIMにありがちな速度低下が気になりにくいのが魅力です。
LINEのトークや通話がデータ消費ゼロになるLINEギガフリーに対応しているため、連絡がLINE中心の人なら実質的に使えるデータがさらに増える感覚で使えます。さらにベストプランVは5分以内の国内通話かけ放題が料金に含まれており、追加料金なしで短い電話をかけ放題にできるのも見逃せません。30GBを超えても最大1Mbpsで通信できるので、いざというときも完全に止まらないのは安心材料です。
5位 mineo|マイそくで速度制限つきデータ使い放題

| 対応回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | マイそくスタンダード(最大1.5Mbps使い放題)990円/プレミアム(最大5Mbps)2,200円/マイピタ50GB 2,948円 |
| データ容量 | マイそくは速度制限つき無制限/マイピタは最大50GB |
| 通話オプション | 10分かけ放題550円/時間無制限かけ放題1,210円 |
| データ繰り越し | あり(マイピタ) |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | あり(一部店舗) |
| こんな人におすすめ | 速度は控えめでも料金を抑えて使い放題にしたい人 |
メリット
- マイそくスタンダードなら最大1.5Mbpsでデータ使い放題が月990円
- マイピタの15GB以上には最大3Mbpsで使い放題になるパケット放題が無料付帯
- ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べて、余ったデータは繰り越せる
デメリット
- マイそくは平日12〜13時の速度が大きく制限され、実用的でなくなる
- マイそくは高速通信ではないため、高速のまま大容量を使いたい人には向かない
- 混雑時間帯は全体的に速度が落ちやすい
mineoは、速度は控えめでもいいから料金を抑えてデータを使い放題にしたい人に向いたMVNOです。最大1.5Mbpsで無制限に使えるマイそくスタンダードは月990円と安く、標準画質の動画やSNS、音楽ストリーミングなら十分こなせます。もう少し速さが欲しい人には最大5Mbpsのマイそくプレミアム(月2,200円)もあり、こちらは平日12〜13時の制限も最大200kbpsとほかのコースより緩やかです。
定額の容量プラン「マイピタ」は2025年11月に大幅増量され、3GB・7GB・15GB・30GB・50GBの5コースになりました。50GBでも月2,948円と、大容量帯でも十分に安い水準です。15GB以上のコースには最大3Mbpsで使い放題になるパケット放題(2026年3月に「パケット放題 3Mbps」へ改称)が無料で付くため、高速データを使い切ってもゆるやかな速度で通信を続けられます(3GB・7GBコースは最大1Mbpsの「パケット放題 1Mbps」が無料付帯です)。ただしマイそくは平日のお昼に速度が大きく制限される点は理解したうえで選びましょう。
6位 IIJmio|ギガ単価が安い最大55GBの大容量

| 対応回線 | ドコモ・au |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | 25GB 2,000円/35GB 2,400円/45GB 3,300円/55GB 3,900円(税込・音声SIM) |
| データ容量 | 2GB〜55GB |
| 通話オプション | 5分500円/10分700円/かけ放題1,400円 |
| データ繰り越し | あり |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | 一部の家電量販店 |
| こんな人におすすめ | ギガ単価をとにかく安く大容量を使いたい人 |
メリット
- 55GBが月3,900円など、1GBあたりの単価が業界最安級
- 余ったデータを翌月に繰り越せるので無駄になりにくい
- データ容量を2GB〜55GBの8段階から細かく選べる
デメリット
- MVNOのため、平日昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
- キャリア系プランほど通信の安定感はない
- 対面サポートは一部の家電量販店に限られる
IIJmioは、1GBあたりの単価が業界最安級で、大容量をとにかく安く使いたい人に向いたMVNOです。55GBを月3,900円で使えるうえ、余ったデータは翌月に繰り越せるため、月ごとの使用量にムラがある人でも無駄が出にくいのが強みです。
データ容量は2GB 850円・5GB 950円・10GB 1,400円・15GB 1,600円・25GB 2,000円・35GB 2,400円・45GB 3,300円・55GB 3,900円の8段階から選べるので、自分の使い方にぴったりの容量を細かく調整できます。通話定額10分+は最大6カ月間0円になる割引も実施中です(2026年11月4日まで)。さらに2026年6月9日から始まった「ハッピープライスキャンペーン+」を併用すると、25GB+通話定額10分+が最大6カ月間月900円〜で使えるので、まずは25GBから試したい人にも狙い目です。老舗のIIJが運営しており通信品質の評価も安定していますが、回線を借りて運営するMVNOのため、平日のお昼などは速度が落ちやすい点は理解しておきましょう。自宅WiFiと併用しながら外では大容量を安く使いたい人に特におすすめです。
7位 UQモバイル|au回線の安定品質で35GBまで対応

| 対応回線 | au |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | コミコミプランバリュー(35GB)3,828円/UQコミコミおトク割適用で3,168円(税込) |
| データ容量 | 最大35GB |
| 通話オプション | コミコミバリューは10分かけ放題込み/完全かけ放題1,980円 |
| データ繰り越し | あり |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | あり(全国のau・UQ店舗) |
| こんな人におすすめ | 大容量でも速度と店舗の安心を両立したい人 |
メリット
- au回線をそのまま使うため、混雑時でも速度がとても安定している
- コミコミプランバリューは35GB+10分かけ放題+Pontaパスがセットで割安
- 全国の店舗で申し込みやサポートを対面で受けられる
デメリット
- コミコミプランバリューは自宅セット割やau PAY カードお支払い割の対象外
- データ容量の上限は35GBで、無制限や100GB超には対応しない
- MVNOと比べると基本料金はやや高め
UQモバイルは、大容量でも速度の安定と店舗サポートの安心を両立したい人に向いたau系のサブブランドです。コミコミプランバリューは35GBに10分かけ放題とPontaパスがセットで通常3,828円ですが、2026年6月25日に始まった「UQコミコミおトク割」を使うと加入から最大13カ月間660円引きの月3,168円になり、キャリア品質の安定した通信を割安に使えます(割引期間中にau PAY ゴールドカードへ加入すれば、14カ月目以降も660円引きが続きます。カードの年会費11,000円は別途かかります)。
au回線をそのまま利用するため、平日のお昼など混雑する時間帯でも速度が落ちにくく、大容量を安心して使い切れます。全国の店舗で対面サポートを受けられる点も、オンライン専用プランにはない強みです。速度や手厚さを重視しつつ、キャリアよりは料金を抑えたい人にちょうどよい選択肢といえます。
8位 ワイモバイル|家族割で大容量が割安になる

| 対応回線 | ソフトバンク |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | シンプル3 M(30GB)4,378円/L(35GB)5,478円(税込)※超!おトク割適用時はM 3,278円/L 4,378円 |
| データ容量 | 最大35GB |
| 通話オプション | シンプル3 Lは10分かけ放題込み/だれとでも定額+880円・スーパーだれとでも定額+1,980円 |
| データ繰り越し | あり |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | あり(全国の店舗) |
| こんな人におすすめ | 家族でまとめて大容量に乗り換える人 |
メリット
- ソフトバンク回線で速度がとても安定している
- 家族割引で2回線目以降が毎月1,100円割引になり、大容量が割安になる
- おうち割 光セット(A)で最大1,650円、PayPayカード割で330円(2026年6月2日からの増額特典によりPayPayカード ゴールドなら770円)と割引を重ねられる
- 2026年7月17日開始の超!おトク割で、シンプル3 M・Lが加入翌月から13カ月目まで毎月1,100円引き
デメリット
- 割引を適用しない単独契約だと料金は高めになる
- データ容量の上限は35GBで、無制限には対応しない
- 超!おトク割は13カ月目までで、14カ月目以降は1人契約だと割安さを実感しにくい
ワイモバイルは、家族でまとめて大容量に乗り換えるほどお得になるソフトバンク系のサブブランドです。シンプル3のMは30GBで4,378円、Lは35GBで5,478円(Lは10分かけ放題込み)。家族割引を適用すると2回線目以降が毎月1,100円引きになり、大容量プランを家族の人数分だけ割安に使えます。
ソフトバンクの回線をそのまま使うため通信は安定しており、余ったデータの繰り越しにも対応しています。おうち割 光セットを併用すればさらに月額を下げられるため、家のインターネットもソフトバンク系でそろえている家庭なら相性は抜群です。さらに2026年7月17日には「超!おトク割」が始まり、シンプル3 M・Lが加入翌月から13カ月目まで毎月1,100円引き(M 3,278円/L 4,378円)になりました。単独契約でも1年間は大容量を割安に使えるので、これまで割引を活かせず割高になりがちだった1人契約の人にも選びやすくなっています。ただし家族割引サービスやおうち割 光セット(A)とは併用できず、条件を満たす場合はそれらの割引が優先される点は押さえておきましょう。
9位 日本通信SIM|合理的50GBプランが月2,178円

| 対応回線 | ドコモ |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | 合理的50GBプラン 2,178円/合理的みんなのプラン(20GB)1,390円(税込) |
| データ容量 | 最大50GB |
| 通話オプション | 5分かけ放題または70分無料通話が基本料に込み |
| データ繰り越し | なし |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | なし(オンライン中心) |
| こんな人におすすめ | 50GBを最安級で使いたい人 |
メリット
- 50GB+通話コミコミで月2,178円という大容量帯の最安級の料金
- 5分かけ放題または70分無料通話が基本料に含まれている
- ドコモ回線を利用し、対応エリアが広い
デメリット
- MVNOのため、平日昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
- データの翌月繰り越しに対応していない
- 店舗での対面サポートがなく、設定は自分で進める必要がある
日本通信SIMは、50GBの大容量を通話込みで月2,178円という最安級の料金で使えるMVNOです。合理的50GBプランは5分かけ放題または70分無料通話が基本料に含まれており、データも通話もしっかり使いたい人にとってコストパフォーマンスは抜群です。
ドコモ回線を利用するため対応エリアが広く、安さを最優先しながら大容量を使いたい人に向いています。一方で回線を借りて運営するMVNOのため、平日のお昼などは速度が落ちやすく、繰り越しにも対応していません。また2026年3月25日からは本人確認書類の画像アップロードが廃止され、申し込みは日本通信アプリでマイナンバーカードを読み取る方式のみになったため、契約前にマイナンバーカードと暗証番号を用意しておく必要があります。自宅WiFiと併用しつつ、月々の通信費をとにかく抑えたい人にぴったりの一枚です。
10位 HISモバイル|大容量でも料金がシンプルで明快

| 対応回線 | ドコモ |
|---|---|
| 大容量プランの料金 | 自由自在2.0プラン 20GB 2,090円/30GB 2,970円(税込・いずれも6分かけ放題込み) |
| データ容量 | 最大30GB |
| 通話オプション | 6分かけ放題が20GB以上のプランに込み/完全かけ放題あり |
| データ繰り越し | なし |
| テザリング | 無料で利用可 |
| 店舗サポート | 一部の窓口 |
| こんな人におすすめ | 中〜大容量をシンプルな料金で使いたい人 |
メリット
- 20GB 2,090円・30GB 2,970円と料金体系がシンプルで分かりやすい
- 20GB以上のプランには6分かけ放題が含まれている
- ドコモ回線を使うため対応エリアが広い
デメリット
- データ容量の上限は30GBで、50GB以上の大容量には対応しない
- データの翌月繰り越しに対応していない
- MVNOのため混雑時間帯は速度が落ちやすい
HISモバイルは、中〜大容量をシンプルな料金で使いたい人に向いた分かりやすさが魅力のMVNOです。自由自在2.0プランは20GB 2,090円、30GB 2,970円と料金がすっきりしており、複雑な割引条件を気にせず選べます。20GB以上のプランには6分かけ放題が含まれるため、短い通話が多い人にも向いています。
自由自在2.0プランはドコモ回線のみの提供で対応エリアが広く、旅行会社のHISが運営している安心感もあります。上限は30GBのため50GBや無制限には対応しませんが、動画やSNSを日常的に使う程度なら十分な容量です。余計なオプションを付けずシンプルに中〜大容量を使いたい人にぴったりです。
容量別に選ぶ大容量の格安SIMおすすめプラン
必要なデータ量によって、最もお得な格安SIMは変わります。ここでは20GB・30GB・50GB・100GB以上・無制限の容量帯ごとに、特におすすめの1社を紹介します。
20GBのおすすめプラン:日本通信SIM

| おすすめプラン | 合理的みんなのプラン(20GB) |
|---|---|
| 月額料金 | 1,390円(税込) |
| 対応回線 | ドコモ |
| 通話オプション | 5分かけ放題または70分無料通話が込み |
| こんな人におすすめ | 20GBを最安級で通話込みで使いたい人 |
メリット
- 20GB+通話コミコミで月1,390円という20GB帯の最安級
- 5分かけ放題または70分無料通話が基本料に含まれる
- ドコモ回線で対応エリアが広い
デメリット
- MVNOのため昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
- データの繰り越しには対応していない
20GB前後をとにかく安く使いたいなら日本通信SIMがおすすめです。合理的みんなのプランは20GBに通話オプションが付いて月1,390円と、大手のオンライン専用プランよりさらに安い水準です。動画やSNSを毎日そこそこ使う人でも、この料金で20GBと通話がまかなえるのは大きな魅力です。
ドコモ回線を利用するため対応エリアも広く、安さを最優先したい人に向いています。昼の速度低下や繰り越し非対応という弱点はありますが、自宅WiFiと併用しながら外で20GBを使う程度なら十分快適に使えるでしょう。
30GBのおすすめプラン:LINEMO

| おすすめプラン | ベストプランV(30GB) |
|---|---|
| 月額料金 | 2,970円(税込) |
| 対応回線 | ソフトバンク |
| 通話オプション | 5分かけ放題が標準で込み/24時間かけ放題は1,100円 |
| こんな人におすすめ | 30GBを速度重視で安定して使いたい人 |
メリット
- ソフトバンク本回線で混雑時も速度が安定
- LINEギガフリーでLINEの通信はデータ消費ゼロ
- 30GB超過後も最大1Mbpsで通信できる
デメリット
- データの繰り越しには対応していない
- 店舗での対面サポートは受けられない
30GBを速度重視で使いたいならLINEMOのベストプランVがおすすめです。ソフトバンクの本回線をそのまま使うため、お昼でも速度が落ちにくく、30GBを月2,970円で安定して使えるのが強みです。LINEの通信はギガを消費しないので、実質的に使えるデータはさらに増えます。
30GBを超えても最大1Mbpsで通信できるため、うっかり使い切っても標準画質の動画程度なら見続けられます。5分以内の国内通話かけ放題も料金に含まれているので、通話オプションを別途付けなくても済むのはうれしいポイントです。速度の安定を最優先しながら中〜大容量を使いたい人に、バランスのよい選択肢です。
50GBのおすすめプラン:IIJmio

| おすすめプラン | ギガプラン 55GB(音声SIM) |
|---|---|
| 月額料金 | 3,900円(税込) |
| 対応回線 | ドコモ・au |
| 通話オプション | 5分500円/10分700円/かけ放題1,400円 |
| こんな人におすすめ | 50GB前後をギガ単価安く使いたい人 |
メリット
- 55GBが月3,900円で1GBあたりの単価が業界最安級
- 余ったデータを翌月に繰り越せる
- ドコモ・au回線から選べる
デメリット
- MVNOのため昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
- キャリア系ほどの安定感はない
50GB前後の大容量をギガ単価を抑えて使いたいならIIJmioがおすすめです。55GBを月3,900円で使えて余ったデータは繰り越せるため、月の使用量にムラがある人でも無駄が出にくいのが魅力です。ドコモ・au回線から選べるので、自分の使うエリアに合わせて回線を選べます。
日本通信SIMの50GBプランより料金は上がりますが、その分繰り越しに対応している点が違いです。毎月きっちり50GB使うとは限らず、多い月と少ない月を平準化したい人はIIJmioのほうが使いやすいでしょう。
100GB以上のおすすめプラン:ahamo大盛り

| おすすめプラン | ahamo+大盛りオプション(110GB・増量中は120GB) |
|---|---|
| 月額料金 | 4,950円(税込) |
| 対応回線 | ドコモ |
| 通話オプション | 5分かけ放題が標準/完全かけ放題1,100円 |
| こんな人におすすめ | 100GB超を速度を落とさず使いたい人 |
メリット
- ドコモ本回線で110GBを速度を落とさず使える(2026年8月からの増量キャンペーン中は120GB)
- 大盛りは月の途中から追加でき、必要な月だけ増量できる
- 5分かけ放題が標準で付く
デメリット
- データの繰り越しには対応していない
- 110GBを使い切らない月は割高になりやすい
100GBを超える大容量を、速度を落とさず使いたいならahamoの大盛りオプションがおすすめです。ドコモの本回線で110GBを月4,950円、混雑時でも安定した速度で使えるのは、テザリングでパソコンを長時間使う人や動画を高画質で見続ける人にとって心強い選択肢です。2026年8月1日からはデータ増量おためしキャンペーンにより、料金そのままで120GBまで使えるようになっています。
大盛りは月の途中から付けたり外したりできるため、普段は30GBで足り、旅行や在宅ワークが増える月だけ110GBに増やすといった柔軟な使い方もできます。低速の使い放題ではなく高速のまま大容量を使いたい人に、最もバランスのよいプランです。
データ無制限のおすすめプラン:楽天モバイル

| おすすめプラン | Rakuten最強プラン(無制限) |
|---|---|
| 月額料金 | 無制限3,278円(税込・段階制) |
| 対応回線 | 楽天回線・au回線(パートナー) |
| 通話オプション | Rakuten Linkで国内通話無料 |
| こんな人におすすめ | データ無制限を最安クラスで使いたい人 |
メリット
- どれだけ使っても月3,278円でデータ無制限
- テザリングも容量無制限で固定回線代わりにできる
- Rakuten Linkで国内通話が無料になる
デメリット
- 建物の奥や地下など電波が弱くなる場所が一部残る
- 混雑する時間帯や場所では速度が落ちることがある
データを無制限に使いたいなら楽天モバイルが最有力です。使い放題でも月3,278円という料金は、大手キャリアの無制限プランの半額以下で、テザリングも容量無制限のため自宅の固定回線代わりにも使えます。段階制なので使わない月は自動で安くなり、無駄が出にくいのも魅力です。
以前指摘されていた電波の弱さもプラチナバンドの導入で改善が進んでおり、屋内でもつながりやすくなっています。データ量を気にせずスマホを使い倒したい人、通信費を1回線にまとめて節約したい人にぴったりのプランです。使い放題タイプをもっと幅広く比べたい場合は、無制限の格安SIMランキングで速度制限つきの使い放題まで含めて検討してみてください。
あなたに必要な容量は?月間データ使用量セルフチェック
大容量プランを選ぶ前に、自分が本当にどのくらいデータを使っているのかを把握しておくことが大切です。ここでは使用量の調べ方と、用途別の目安、失敗しない容量の見極め方を紹介します。
今の使用量を確認する方法
自分の毎月のデータ使用量は、スマホの設定画面や契約中のキャリアのマイページから簡単に確認できます。iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」、Androidなら「設定」→「ネットワークとインターネット」から当月の使用量を見られます。
より正確に把握するなら、過去3〜6か月分の使用量をキャリアのアプリやマイページでチェックし、平均を出すのがおすすめです。月によってばらつきがある場合は、最も多かった月を基準に容量を選ぶと速度制限を避けやすくなります。消費者庁も携帯会社のマイページで料金プランとデータ使用量を確認してから選ぶことを呼びかけており、この平均値がプラン選びの出発点になります。
動画・SNS・ゲーム別の目安データ量
用途ごとのデータ消費量の目安を知っておくと、必要な容量をイメージしやすくなります。動画視聴が最もデータを消費し、次いでビデオ通話やゲームのダウンロードが多めです。
| YouTube標準画質(1時間) | 約0.6〜0.7GB |
|---|---|
| YouTube高画質(1時間) | 約1.5〜2GB |
| SNS閲覧(1時間) | 約0.3GB前後 |
| 音楽ストリーミング(1時間) | 約0.1〜0.15GB |
| ビデオ通話(1時間) | 約0.3〜0.6GB |
たとえば毎日1時間ほど高画質で動画を見るなら、それだけで月に45〜60GB前後を消費します。動画中心の使い方なら50GB以上や無制限を、SNSや音楽が中心なら20〜30GBを目安にすると過不足が起きにくいでしょう。
容量が足りない・余りすぎを防ぐ見極め方
容量選びで失敗しないコツは、平均使用量に2〜3割ほど余裕を持たせた容量を選ぶことです。ぴったりの容量を選ぶと、少し使いすぎた月に速度制限にかかってしまいます。
反対に、余裕を見すぎて毎月大幅にデータが余るなら、ワンランク下の容量に見直せば料金を抑えられます。使用量が月ごとに大きく変動する人は、楽天モバイルの段階制やpovoのトッピングのように使った分だけ払う仕組みが向いています。繰り越しがあるプランなら、余った月の容量を多い月に回せるので無駄が減ります。契約後も数か月ごとに使用量を見直し、実態に合った容量へ調整していくのが賢い使い方です。
大容量の格安SIMに乗り換えるメリット
大容量の格安SIMに乗り換えると、料金以外にもさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な3つを紹介します。
大手キャリアより月額料金を大きく下げられる
最大のメリットは、同じくらいのデータ容量を大手キャリアより大幅に安く使えることです。大手キャリアの無制限プランは月7,000〜8,000円台になることも多いですが、楽天モバイルなら無制限で3,278円、日本通信SIMなら50GBで2,178円と、半額以下になるケースも珍しくありません。
仮に月5,000円安くなれば、年間では6万円の節約になります。家族で複数回線を乗り換えれば、その効果はさらに大きくなります。データ量を減らさずに通信費だけを下げられるのは、大容量格安SIMならではの強みです。
データを気にせず動画やゲームを楽しめる
大容量プランなら、データ残量を気にせず動画やゲーム、SNSを思う存分楽しめるようになります。月末になると速度制限が怖くて動画を我慢する、といったストレスから解放されます。
とくに無制限プランやマイそくのような使い放題プランなら、外出先で長時間動画を見たり、大きなゲームをダウンロードしたりしても残量を気にする必要がありません。通勤中や外出先でエンタメを楽しむことが多い人ほど、大容量に乗り換える恩恵を大きく感じられます。
テザリングでパソコンやタブレットも使える
大容量プランは、テザリングでパソコンやタブレットをネットにつなぐ母艦としても活躍します。今回紹介した格安SIMの多くはテザリングを無料・追加手続き不要で使えます。
自宅に固定回線を引かず、スマホのテザリングだけで生活する人も増えています。楽天モバイルの無制限プランならテザリングも容量無制限で使えるため、実質的に自宅のWiFi代わりにもなります。外出先でノートパソコンを使う機会が多い人にとって、大容量とテザリングの組み合わせは非常に便利です。
大容量の格安SIMを契約する前に知っておきたい注意点
メリットが多い大容量格安SIMですが、契約前に知っておきたい注意点もあります。あとで後悔しないよう、次の3点を押さえておきましょう。
昼や夕方の混雑時間帯は速度が落ちやすい
回線を借りて運営するMVNO(IIJmio・mineo・日本通信SIM・HISモバイルなど)は、平日のお昼や夕方など利用者が集中する時間帯に速度が落ちやすい傾向があります。大容量を契約しても、混雑時に速度が出なければ快適に使えません。
お昼に動画を見たり、通勤時間帯に重い作業をしたりすることが多い人は、キャリアの本回線を使うahamo・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイルのように混雑時でも速度が安定するプランを選ぶと安心です。料金の安さと速度の安定はトレードオフになりやすいので、自分がどちらを重視するかで選びましょう。
無制限でも速度制限や使いすぎ規制がある場合も
無制限や使い放題をうたうプランでも、一定の条件で速度制限がかかることがある点に注意が必要です。たとえば楽天モバイルの無制限は基本的に高速で使えますが、混雑時には速度が制限される場合があります。
mineoのマイそくは平日12〜13時に速度が大幅に制限され、LINEMOのベストプランVは45GBを超えると最大128kbpsに制限されます。無制限や大容量という言葉だけで判断せず、どんな条件で速度が制限されるのかを公式サイトで確認しておくと、契約後のギャップを防げます。
キャリアメールやサポート体制の違い
格安SIMに乗り換えると、これまで使っていたキャリアメールが使えなくなったり、店舗サポートが受けにくくなったりする点にも注意が必要です。オンライン専用プランでは対面での相談ができません。
キャリアメールは各社の持ち運びサービス(有料)で引き継げますが、GmailなどのフリーメールやSMSに切り替える人も増えています。設定を自分で進めるのが不安な人は、UQモバイルやワイモバイル、mineoのように店舗を持つサービスを選ぶと安心です。国民生活センターも、格安スマホはサービス内容やサポートの違いを契約前に確認するよう注意を呼びかけていますので、事前のチェックを心がけましょう。
大容量の格安SIMと無制限のホームルーター・WiMAXはどっちがお得?
大容量のデータ通信を安く使う方法として、格安SIMのほかにホームルーターやWiMAXなどのモバイルルーターもあります。どちらが自分に合っているか、比較して見ていきましょう。
料金と使えるデータ量で比較
料金面では、スマホ1台で完結する大容量格安SIMのほうが安く済むことが多いです。楽天モバイルなら無制限で3,278円ですが、WiMAXは端末代や事務手数料を含めると月4,000〜5,000円前後になるのが一般的です。
一方で、複数の端末を同時につなぎたい場合や、家族で1台を共有したい場合はWiMAXやホームルーターが便利です。スマホのデータもパソコンの通信もまとめて1回線でまかないたいならWiMAX、スマホ中心で通信費を最小限にしたいなら大容量格安SIMのほうがお得になりやすいです。
持ち運びやすさと工事の有無で比較
持ち運びやすさで見ると、大容量格安SIMはスマホ1台で済むため最も手軽です。テザリングを使えば別の端末もネットにつなげられ、荷物が増えません。
WiMAXのモバイルルーターも持ち運べますが、スマホとは別に端末を1つ持ち歩く必要があります。ホームルーターは工事不要でコンセントに挿すだけで使える一方、基本的に自宅据え置きで外に持ち出せません。外出先でも使いたいなら格安SIMかモバイルルーター、自宅で複数台をつなぐならホームルーターという住み分けになります。
タイプ別のおすすめの選び方
タイプ別に整理すると選びやすくなります。スマホ中心でとにかく通信費を抑えたい人は大容量格安SIM、パソコンやタブレットを含め複数台をたっぷり使う人はWiMAX、自宅で家族全員が使う固定回線代わりが欲しい人はホームルーターが向いています。
一人暮らしでスマホがメインなら、楽天モバイルの無制限やahamoの大盛りでテザリングを使えば、WiMAXを別途契約しなくても十分まかなえるケースが多いです。自宅に光回線を引くつもりなら、格安SIMと光回線のセット割を使って通信費全体を下げる方法もあります。まずは自分の通信がスマホ中心か、複数端末に広がっているかを基準に選ぶとよいでしょう。
大容量の格安SIMへの乗り換え手順
大容量の格安SIMへの乗り換えは、ポイントを押さえれば難しくありません。準備するものから開通までの流れを確認しておきましょう。
乗り換え前に準備するもの
乗り換えの前に、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)、本人名義のクレジットカードまたは口座情報、乗り換え先で使うスマホ端末を用意しておきましょう。これらがそろっていれば手続きはスムーズに進みます。
また、今使っているスマホをそのまま使う場合は、その端末が乗り換え先の回線に対応しているか(SIMロックの有無や対応バンド)を事前に確認しておくと安心です。多くの格安SIMは公式サイトに動作確認端末の一覧を掲載しているので、申し込み前にチェックしておきましょう。乗り換えにかかる費用の目安は、総務省の乗換えの基本と費用の解説にまとまっており、ウェブから申し込めばMNP転出手数料やSIMロック解除手数料は無料になるケースがほとんどです。
MNP予約番号とワンストップ方式の違い
電話番号を引き継ぐ乗り換え(MNP)には、従来のMNP予約番号を使う方法と、予約番号が不要なワンストップ方式の2つがあります。ワンストップ方式なら、乗り換え先のサイトで申し込むだけで手続きが完結し、予約番号を取る手間が省けます。
総務省の主導で2023年5月からワンストップ方式が始まり、楽天モバイルやahamo、povo、LINEMO、日本通信SIMなど対応事業者が広がっています。対応していない事業者へ乗り換える場合は、今のキャリアでMNP予約番号を発行してもらう必要があります。MNPの転出手数料は原則無料になっているので、番号そのままの乗り換えのハードルは以前より下がっています。
申し込みから開通までの流れ
申し込みから開通までは、公式サイトで申し込み→本人確認書類のアップロード→SIMまたはeSIMの受け取り→開通手続き(回線切り替え)という流れが一般的です。物理SIMは数日で届き、eSIMなら最短即日で開通できます。
SIMが届いたら、案内に従って回線切り替えを行い、端末にSIMをセットしてAPN設定などの初期設定をすれば完了です。eSIMの場合はQRコードを読み込むだけで設定できることも多く、店舗に行かずに自宅で乗り換えを完結できます。手順自体はシンプルなので、順番どおりに進めれば初めてでも問題なく乗り換えられます。
大容量の格安SIMに関するよくある質問
最後に、大容量の格安SIMについてよく寄せられる質問に答えます。
大容量で一番安い格安SIMはどこですか?
容量帯によって最安は変わりますが、20GBなら日本通信SIMの合理的みんなのプラン(1,390円)、50GBなら日本通信SIMの合理的50GBプラン(2,178円)、無制限なら楽天モバイル(3,278円)が最安クラスです。通話込みかどうかや回線の安定性も含めて比較すると、自分にとってのお得な1社が見えてきます。
本当に無制限で使える格安SIMはありますか?
高速のまま完全に無制限で使えるのは、実質的に楽天モバイルのRakuten最強プランです。データ容量の上限がなく、月3,278円で使い放題になります。mineoのマイそくのように速度を最大1.5Mbps(プレミアムなら最大5Mbps)に抑える代わりに使い放題になるプランもありますが、こちらは速度が控えめな点に注意が必要です。用途に応じて、高速無制限か速度制限つき無制限かを選びましょう。
大容量プランでもテザリングは使えますか?
はい、今回紹介した格安SIMの多くはテザリングを無料・追加手続き不要で使えます。楽天モバイルの無制限プランならテザリングも容量無制限で使えるため、自宅の固定回線代わりにもなります。ただし一部の無制限系プランではテザリング分に別の上限が設けられている場合もあるので、契約前に条件を確認しておくと安心です。
データ容量が足りなくなったら追加できますか?
多くの格安SIMでは、容量を使い切っても追加チャージ(データの買い足し)で速度を回復できます。1GBあたり数百円が目安です。ただし追加チャージは割高になりやすいため、毎月のように足りなくなるなら、はじめからワンランク上の容量プランに変更したほうがトータルでは安く済みます。
大容量の格安SIMは速度が遅いのでは?
一概には言えません。ahamo・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイルのようにキャリアの本回線を使うプランは、大容量でも混雑時に速度が安定しています。一方、回線を借りて運営するMVNOは平日昼などに速度が落ちやすい傾向があります。速度を重視するならキャリア系、料金を重視するならMVNOと、優先順位で選ぶとよいでしょう。
大容量プランから通信量を減らすと損しますか?
使わないのに大容量プランを契約し続けているなら、容量を減らして料金を下げたほうが得です。楽天モバイルのような段階制プランなら使った分だけの料金になるため、自動で無駄が省けます。定額プランの場合は、数か月の平均使用量を確認して、実態に合った容量に見直すのがおすすめです。過不足なく使える容量を選ぶことが、いちばんの節約につながります。
まとめ|あなたに合った大容量の格安SIMの選び方
大容量の格安SIMは、20GBから無制限まで幅広い選択肢があり、料金・速度・繰り越し・テザリングの条件で最適な1社が変わります。速度の安定を重視するならahamoやLINEMO、無制限を最安で使うなら楽天モバイル、料金をとことん抑えるなら日本通信SIMやIIJmioが有力です。
まずは自分の毎月のデータ使用量を確認し、それより少し余裕のある容量を選ぶのが失敗しないコツです。大容量にこだわらず全体から選び直したい人は、格安SIMおすすめ人気ランキングもあわせて参考にしてください。速度と料金のどちらを優先するかを軸に、この記事の比較表と容量別のおすすめを参考にしながら、あなたの使い方にぴったり合う大容量の格安SIMを見つけてください。



