年金暮らしになったり、子どもが独立したりすると、毎月のスマホ代はできるだけ抑えたいものですよね。ところが大手キャリアのままだと、電話とネットで月7,000円以上かかっている高齢者の方も少なくありません。そこで見直したいのが、月々の負担をぐっと軽くできる格安SIMです。
とはいえ「安いのは分かるけれど、設定が難しそう」「近くにお店がないと不安」「電話が多いから通話料が心配」といった悩みで、なかなか踏み出せない方も多いはずです。この記事では、そんな高齢者の方が安心して使える格安SIMを、料金・通話かけ放題・店舗サポート・シニア割引の観点から10社ランキングで比較します。選び方のポイントや、離れて暮らす親のスマホを家族が選ぶコツ、乗り換え手順やよくある質問まで丁寧にまとめたので、あなたやご家族にぴったりの一社がきっと見つかります。
高齢者にこそ格安SIMがおすすめな理由
まずは、なぜ高齢者の方にこそ格安SIMが向いているのかを整理しておきましょう。総務省の令和7年版情報通信白書によると、スマートフォンでインターネットを使う人の割合は60代で78.8%、70代でも53.0%に達しており、シニア世代にもスマホはすっかり定着しています。使い方がシンプルな人ほど、乗り換えの効果が大きく出やすいのが特徴です。
毎月のスマホ代を大きく下げられる
高齢者の方は、若い世代のように動画やゲームで大容量のデータを使うことが少なく、月に使うデータ量は1GB〜3GB程度で足りる方が多い傾向にあります。大手キャリアの無制限プランや大容量プランを契約したままだと、使っていない容量にお金を払い続けていることになります。
格安SIMなら、たとえばHISモバイルの1GBプランは月550円、イオンモバイルの60歳以上向けやさしいプランは1GBで月638円と、大手キャリアの3分の1以下に抑えられます。仮に月7,000円が2,000円になれば、年間で6万円ものゆとりが生まれる計算です。浮いたお金を趣味や医療費、お孫さんへのプレゼントに回せるのは大きな魅力です。
通話メインのシンプルなプランを選べる
高齢者の方はメールやインターネットよりも、電話での連絡を中心に使うことが多いものです。格安SIMには、少ないデータ量に通話かけ放題を組み合わせた、シンプルで分かりやすい料金構成のプランがそろっています。
たとえば「1GB+10分かけ放題」「3GB+完全かけ放題」といった組み合わせなら、月々の支払いが一定で家計の見通しも立てやすくなります。使わない機能にお金を払わず、必要な通話だけをしっかり確保できるのが、シンプルさを求める高齢者に向いている点です。
65歳以上向けの割引やオプションがある
近年は、格安SIM各社が60歳・65歳以上を対象にしたシニア向けの割引を充実させています。楽天モバイルの最強シニアプログラム、UQモバイルとワイモバイルの60歳以上通話割、イオンモバイルのやさしいプラン、J:COMモバイルのシニア60割などが代表例です。
これらの多くは、24時間かけ放題オプションが月1,100円ほど割引になったり、加入者向けの詐欺対策保険が付いたりと、高齢者ならではの安心につながる内容になっています。年齢を証明する書類を提示するだけで適用できることがほとんどなので、対象年齢の方は使わない手はありません。
高齢者の格安SIMの選び方|後悔しない4つのポイント
格安SIMは会社ごとに得意分野が違います。高齢者の方が「思っていたのと違った」と後悔しないために、次の4つのポイントを押さえて選びましょう。
店舗で相談・サポートを受けられるかで選ぶ
スマホの操作や初期設定に不安がある方は、対面で相談できる店舗があるかどうかを最優先で確認しましょう。オンライン専用の格安SIMは料金が安い反面、設定やトラブル対応をすべて自分で行う必要があります。
その点、イオンモバイルは全国のイオンの携帯電話売場、ワイモバイルとUQモバイルは全国の専売ショップや家電量販店で、対面のサポートを受けられます。近所に店舗があり、困ったときに顔を見て相談できる会社を選べば、乗り換えたあとも安心して使い続けられます。
通話かけ放題の有無と料金で選ぶ
電話をよく使う高齢者の方にとって、通話かけ放題の内容と料金は最も重要な比較ポイントです。かけ放題には「5分」「10分」「完全(無制限)」などの種類があり、料金も会社によって差があります。
長電話が多い方は完全かけ放題を、短い連絡が中心の方は10分かけ放題を選ぶとよいでしょう。前述のとおり、UQモバイルやワイモバイルは60歳以上なら24時間かけ放題が月880円まで下がります。かけ放題を付けない場合でも、HISモバイルのように30秒9円と通話料そのものが安い会社を選べば、通話料を抑えられます。
お昼どきでも通信速度が安定した回線を選ぶ
格安SIMの弱点として、お昼の12時台や夕方など利用者が集中する時間帯に速度が落ちやすい点が挙げられます。動画をあまり見ない高齢者の方でも、地図アプリやLINE、病院の予約サイトなどがつながりにくいと不便です。
大手キャリアと同じ回線をそのまま使うサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)や、キャリア直営のオンラインプラン(LINEMO)は、混雑時でも速度が安定しています。料金の安さと速度の安定はトレードオフになりやすいので、自分の使い方に合わせてバランスを取りましょう。実測データをもとに各社を比べた通信速度が速い格安SIMのランキングも見ておくと、混雑時に強い会社を選びやすくなります。
シニア割引や見守りオプションの充実度で選ぶ
60歳・65歳以上の方は、シニア割引や見守り・詐欺対策オプションの充実度もチェックしましょう。かけ放題の割引だけでなく、迷惑電話を自動でブロックする機能や、家族が居場所を確認できる見守りサービスがあると安心感が高まります。
格安SIMを選ぶ際は、料金の安さだけでなく、こうした高齢者向けのサポートがどれだけそろっているかを総合的に見ることが、後悔しないコツです。特殊詐欺の被害は依然として深刻で、警察庁の特殊詐欺対策ページでも迷惑電話防止機能の活用が呼びかけられています。
高齢者におすすめの格安SIMランキング10選【2026年最新】
ここからは、料金・通話かけ放題・店舗サポート・シニア割引を総合的に評価した、高齢者におすすめの格安SIMを10社ランキングで紹介します。まずは比較表で全体像をつかみ、気になる会社の詳しい解説へ進んでください。
| 順位・サービス名 | 対応回線 | 月額料金の目安 | シニア向けかけ放題 | 店舗サポート | こんな高齢者におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
1位 楽天モバイル |
楽天・au | 1,078円〜3,278円 | Rakuten Linkで通話無料+シニア特典 | あり(全国の店舗) | 通話無料とポイント還元をまとめて得したい人 |
2位 UQモバイル |
au | 1,628円〜3,828円 | 60歳以上通話割で24時間880円 | あり(全国の店舗) | 速度の安定と店舗の安心を両立したい人 |
3位 ワイモバイル |
ソフトバンク | 3,278円〜5,478円 | 60歳以上通話ずーっと割で24時間880円 | あり(全国の店舗) | 対面サポートと家族割を重視する人 |
4位 イオンモバイル |
ドコモ・au | 638円〜(やさしいプラン) | フルかけ放題が440円引き | あり(全国のイオン) | 近所のイオンで相談したい人 |
5位 J:COMモバイル |
au | 1,408円〜3,828円 | シニア60割で各種3カ月無料 | 一部店舗・訪問サポート | J:COMのテレビ・ネットを使っている人 |
![]() 6位 mineo |
ドコモ・au・SB | 1,298円〜(マイピタ3GB) | 10分かけ放題550円 | なし(オンライン中心) | 使う回線を自由に選びたい人 |
7位 HISモバイル |
ドコモ | 550円〜2,970円 | 通話料が30秒9円と安い | 一部窓口 | 小容量で通話料も抑えたい人 |
8位 IIJmio |
ドコモ・au | 950円〜2,000円 | 5分500円/10分700円/かけ放題1,400円 | 一部店舗 | 端末セットを安く買いたい人 |
9位 LINEMO |
ソフトバンク | 990円〜2,970円 | 5分550円/完全1,650円 | なし(オンライン専用) | LINE中心で速度も重視する人 |
10位 NUROモバイル |
ドコモ・au・SB | 792円〜1,790円 | 5分490円/10分880円/かけ放題1,430円 | なし(オンライン中心) | コスパよく小〜中容量を使いたい人 |
1位 楽天モバイル|最強シニアプログラムでポイント還元とかけ放題がお得

| 対応回線 | 楽天回線・au回線(パートナー) |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 3GBまで1,078円/20GBまで2,178円/無制限3,278円 |
| データ容量 | 段階制(上限なし) |
| 通話かけ放題 | Rakuten Linkで国内通話無料/15分かけ放題1,100円 |
| シニア向け特典 | 65歳以上向け最強シニアプログラム(毎月110ポイント/オプションパックで毎月880ポイント/オレオレ詐欺対策保険は最大60万円補償) |
| 店舗サポート | あり(全国の店舗) |
| 支払い方法 | クレジットカード・口座振替・楽天ポイント |
| こんな高齢者におすすめ | 通話無料とポイント還元をまとめてお得に使いたい人 |
メリット
- 専用アプリのRakuten Linkを使えば、国内通話が24時間かけ放題で無料になる
- 65歳以上限定の最強シニアプログラムにエントリーすれば毎月ポイントが還元される
- データを使わない月は3GBまで1,078円に自動で下がる段階制で無駄がない
デメリット
- 建物の奥や地下など、場所によっては電波がつながりにくいことがある
- Rakuten Linkアプリを使わない通常発信は30秒22円の通話料がかかる
- ポイント還元を受けるにはエントリーやアプリ操作が必要で、慣れないと手間に感じる
楽天モバイルは、使ったデータ量に応じて料金が変わる段階制と、専用アプリRakuten Linkによる国内通話かけ放題が無料という組み合わせが魅力です。電話をよくかける高齢者の方でも、アプリから発信すれば通話料を気にせず長電話ができます。
65歳以上の方は最強シニアプログラムにエントリーすると、毎月110ポイントが還元されます。さらに15分電話かけ放題・店頭操作サポート・セキュリティ対策をまとめたシニアオプションパックに加入すると毎月880ポイントが戻り、3つのオプションを実質1,100円で使える計算です。加入者には最大60万円を補償するオレオレ詐欺対策保険も自動で付き、65歳以上限定の敬老キャンペーンではプラン申し込みで11,748ポイントが6回に分けて進呈され、シニアオプションパックへの加入でさらに最大5,500ポイントが上乗せされるため、家計の節約と防犯の両面で安心して使えるのが楽天モバイルの強みです。
2位 UQモバイル|60歳以上通話割で24時間かけ放題が安い

| 対応回線 | au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | トクトクプラン2 1,628円〜/コミコミプランバリュー3,828円(UQコミコミおトク割で最大13カ月3,168円) |
| データ容量 | 〜35GB |
| 通話かけ放題 | 24時間かけ放題1,980円(60歳以上は880円) |
| シニア向け特典 | 60歳以上通話割でかけ放題1,100円引き+メール無料 |
| 店舗サポート | あり(全国の店舗・au取扱店) |
| 通信速度の安定性 | とても安定(au本回線) |
| こんな高齢者におすすめ | 速度の安定と店舗サポートの安心を両立したい人 |
メリット
- 60歳以上通話割で24時間かけ放題が月880円になり、長電話が多くても安心
- auの本回線をそのまま使うため、お昼どきでも速度が安定してつながりやすい
- 全国の店舗や家電量販店で対面サポートを受けられる
デメリット
- 60歳以上通話割の対象はトクトクプラン2で、コミコミプランバリューは対象外
- MVNOと比べると基本料金はやや高めになりやすい
- 割引適用には年齢確認の手続きが必要になる
UQモバイルはauのサブブランドで、大手キャリアと同じ回線をそのまま使うため通信速度が安定しているのが大きな特徴です。地図や病院の予約、動画通話なども快適に使え、格安SIMにありがちな昼の速度低下が気になりにくいので、はじめての格安SIMでも安心して選べます。
高齢者にうれしいのが60歳以上通話割で、通常1,980円の24時間かけ放題が月880円まで下がり、あわせて月220円のメールサービスも無料になります。全国に店舗があり困ったときに顔を見て相談できるため、速度・サポート・かけ放題の三拍子がそろった万人向けの一社です。2026年6月25日には、35GBと1回10分以内のかけ放題がセットになったコミコミプランバリューを最大13カ月間660円引きの月3,168円で使えるUQコミコミおトク割も始まり、データも通話もまとめて使いたい方はさらに選びやすくなりました。13カ月目の末日時点でau PAY ゴールドカードを持っていれば、14カ月目以降も割引が続きます。
3位 ワイモバイル|全国のショップで対面サポートが受けられる

| 対応回線 | ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | シンプル3 S 3,278円/M 4,378円/L 5,478円(割引前) |
| データ容量 | 5GB〜35GB |
| 通話かけ放題 | スーパーだれとでも定額+ 1,980円(60歳以上は880円) |
| シニア向け特典 | 60歳以上通話ずーっと割引で完全かけ放題1,100円引き |
| 店舗サポート | あり(全国のワイモバイルショップ) |
| 通信速度の安定性 | とても安定(ソフトバンク本回線) |
| こんな高齢者におすすめ | 対面サポートと家族での乗り換えを重視する人 |
メリット
- 60歳以上通話ずーっと割引で、完全かけ放題が月880円で使い続けられる
- 全国のワイモバイルショップで、機種変更や設定の相談を対面でできる
- 家族割引を使えば2回線目以降の月額が安くなり、家族でまとめやすい
デメリット
- 割引を使わない状態の基本料金はやや高めに感じられる
- 2026年6月に月額基本料が220円値上げされ、割引を使わないと負担が大きい
- かけ放題割引の適用には年齢確認書類の提出が必要
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、UQモバイルと並んで通信速度が安定し、全国の店舗で対面サポートを受けられるのが強みです。スマホの操作に不安がある高齢者の方でも、近くのショップで設定やデータ移行を手伝ってもらえるので、乗り換え後も心強い存在になります。
シニア向けには60歳以上通話ずーっと割引があり、通常1,980円のスーパーだれとでも定額+が月880円になります。時間や回数を気にせず長電話ができるので、遠くに住む家族やお友達との通話が多い方に特に向いています。家族割引と組み合わせれば、夫婦や親子でまとめてお得に使えます。余ったデータは翌月にくりこせるので、月によって使う量に波がある方でも無駄になりません。なお2026年7月17日からは、シンプル3 M/Lの月額料金が申し込みの翌月から12カ月間1,100円引きになる「超!おトク割」も始まりました(家族割引やおうち割 光セット(A)とは併用できません)。2026年6月1日までにシンプル3を使っていた方には、2026年12月31日まで値上げ前と同じ料金になる特別割引が自動で適用されます。
4位 イオンモバイル|イオン店舗で相談でき1GB刻みで無駄がない

| 対応回線 | ドコモ・au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | やさしいプラン1GB 638円(60歳以上)/通常プラン1GB 858円 |
| データ容量 | 0.5GB〜10GBを1GB刻みで選択 |
| 通話かけ放題 | イオンでんわフルかけ放題1,650円(60歳以上は440円引き) |
| シニア向け特典 | 60歳以上のやさしいプラン+店頭サポート・マイナンバー登録サポート |
| 店舗サポート | あり(全国のイオンの携帯電話売場) |
| 事務手数料 | 3,300円 |
| こんな高齢者におすすめ | 買い物ついでに近所のイオンで相談したい人 |
メリット
- 60歳以上向けのやさしいプランは1GB 638円と、通話中心の人に無駄がない
- 全国のイオンの携帯電話売場で、買い物ついでに対面サポートを受けられる
- 1GB刻みでデータ容量を選べ、使い方に合わせて細かく調整できる
デメリット
- やさしいプランは通信速度が最大1Mbpsに制限される
- MVNOのため、お昼どきなど混雑時は速度が落ちやすい
- 大容量プランや高速通信を求める人には物足りない場合がある
イオンモバイルは全国のイオンの携帯電話売場で申し込みや相談ができる格安SIMで、買い物のついでに気軽に立ち寄れる身近さが最大の魅力です。60歳以上の方には専用のやさしいプランが用意され、1GBが月638円と通話中心の使い方にぴったりの安さになっています。
やさしいプランは最大通信速度が1Mbpsに制限されますが、メールやLINE、地図の確認程度なら十分に使えます。イオンでんわフルかけ放題も60歳以上なら440円引きの実質1,210円で利用でき、10分かけ放題と電話サポートをまとめた「やさしい10分かけ放題」なら実質935円です。店頭ではマイナンバーカードの登録サポートも受けられます。近くにイオンがある高齢者の方には、安心して選べる一社です。
5位 J:COMモバイル|J:COMのテレビ・ネットとセットでお得

| 対応回線 | au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 1GB 1,408円/5GB 1,958円/10GB 2,508円/20GB 3,058円(2026年6月改定) |
| データ容量 | 1GB〜50GB(データ盛で1GB→5GB、5GB→10GBなどに増量) |
| 通話かけ放題 | 5分かけ放題550円/60分かけ放題1,650円 |
| シニア向け特典 | シニア60割でかけ放題・えんかくサポートが3カ月無料 |
| 店舗サポート | 一部店舗・訪問/リモートサポート |
| 通信速度の安定性 | おおむね安定(au回線) |
| こんな高齢者におすすめ | 自宅でJ:COMのテレビ・ネットを使っている人 |
メリット
- J:COMのテレビ・ネットなどとセットで使うと、データ盛で最大10GB自動増量される
- 60歳以上向けのシニア60割で、かけ放題やえんかくサポートが3カ月無料になる
- 電話やリモートで操作をサポートしてもらえるえんかくサポートがある
デメリット
- データ盛の恩恵を最大限受けるにはJ:COMの他サービスの契約が必要
- 時間無制限の完全かけ放題は用意されていない
- 実店舗は地域によって少なく、対面サポートは受けにくい場合がある
J:COMモバイルは、ケーブルテレビでおなじみのJ:COMが提供する格安SIMです。最大の特徴はデータ盛で、自宅でJ:COMのテレビやネット、固定電話、電気などを使っていると、手続き不要でデータ容量が最大10GB増量されます。すでにJ:COMを利用している高齢者の家庭なら、乗り換えの相性が抜群です。なお通常料金は2026年6月1日に330円値上げされましたが、J:COMのネットやテレビとセットで使うときの割引価格は据え置かれているため、家でJ:COMをまとめている方ほどお得さが際立ちます。
60歳以上の方にはシニア60割があり、5分かけ放題や、電話・リモートで操作を助けてくれるえんかくサポートが最大3カ月無料になります。スマホの操作に不安があっても、遠隔で画面を見ながら教えてもらえるのは心強いポイントです。さらに2026年6月からは、それまで月330円の有料オプションだった迷惑電話・メッセージブロックが無料になり、あやしい電話やSMSを自動でブロックできるようになりました。詐欺対策の面でも、家全体でJ:COMサービスをまとめたい方におすすめです。
6位 mineo|通話中心なら月額を最安クラスに抑えられる

| 対応回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | マイピタ 3GB 1,298円/7GB 1,518円/15GB 1,958円 |
| データ容量 | 3GB〜50GB+パケット放題 1Mbps/3Mbpsで低速使い放題 |
| 通話かけ放題 | 10分かけ放題550円/時間無制限かけ放題1,210円 |
| シニア向け特典 | 専用オプションが豊富(迷惑電話対策アプリ等) |
| 店舗サポート | なし(オンライン・一部サポート店) |
| 通信速度の安定性 | 普通(昼は低下しやすい) |
| こんな高齢者におすすめ | 使う回線を自由に選び、料金を抑えたい人 |
メリット
- ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べ、今の端末をそのまま使いやすい
- 10分かけ放題が550円と割安で、短い通話が多い人の負担を抑えられる
- ユーザー同士で助け合うコミュニティがあり、疑問を相談しやすい
デメリット
- MVNOのため、お昼どきなど混雑時は速度が落ちやすい
- 基本的にオンライン申し込みで、対面サポートは受けにくい
- 初期設定や申し込みは自分で進める必要がある
mineoはドコモ・au・ソフトバンクの3回線から好きなものを選べるのが特徴の格安SIMです。今使っているスマホの回線に合わせて選べるため、端末をそのまま使いたい高齢者の方にも向いています。マイピタの3GBプランは月1,298円と手頃で、通話中心なら月額を最安クラスに抑えられます。
10分かけ放題が550円で付けられるほか、低速ながらデータ使い放題になるパケット放題など、独自オプションが充実しています。このパケット放題は2025年12月から2026年3月にかけて刷新され、3GB・7GBコースには最大1Mbpsの「パケット放題 1Mbps」が無料で付き、従来の「パケット放題Plus」は最大3Mbpsの「パケット放題 3Mbps」(月385円・15GB以上のコースは無料)に生まれ変わりました。ただしオンライン申し込みが基本で店舗サポートは限られるため、設定を家族に手伝ってもらえる方や、ある程度スマホに慣れた方に向いています。
7位 HISモバイル|通話料が安く小容量プランがリーズナブル

| 対応回線 | ドコモ(自由自在2.0プラン) |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 自由自在2.0プラン 1GB 550円(100MB未満の月は280円)/3GB 770円/7GB 990円 |
| データ容量 | 100MB〜30GB |
| 通話かけ放題 | 6分500円/完全かけ放題1,480円(通話料は30秒9円) |
| シニア向け特典 | 専用アプリ不要で通話料が自動で安くなる |
| 店舗サポート | 一部窓口(H.I.S.店舗) |
| 通信速度の安定性 | 普通(昼は低下しやすい) |
| こんな高齢者におすすめ | 小容量で通話料もしっかり抑えたい人 |
メリット
- 通話料が30秒9円と業界最安クラスで、かけ放題を付けなくても安く済む
- 専用アプリを使わず標準の電話アプリのまま割安な通話料が適用される
- 1GB 550円と小容量プランが安く、あまり使わない人に無駄がない
デメリット
- MVNOのため、お昼どきなど混雑時は速度が落ちやすい
- 対面で相談できる窓口が少なく、設定は自分で行うことが多い
- シニア専用の割引プランは用意されていない
HISモバイルは旅行会社のH.I.S.グループが手がける格安SIMで、通話料が30秒9円と業界最安クラスなのが最大の魅力です。しかも専用アプリを使う必要がなく、スマホに最初から入っている電話アプリでそのままかけるだけで割安な通話料が適用されるため、操作に不慣れな高齢者の方でも迷いません。
料金プランも1GB 550円からと手頃で、しかもデータ利用が100MB未満だった月は自動で280円まで下がります。通話は少なめ・ネットもあまり使わないという方なら、月1,000円以下に抑えることも十分可能です。短い連絡が中心なら6分かけ放題500円、長電話が多い方には完全かけ放題1,480円も用意されており、20GB・30GBのプランには6分かけ放題が標準で付いています。とにかく安さと分かりやすさを求める高齢者の方に向いた一社です。
8位 IIJmio|端末セットが豊富でかけ放題も選べる

| 対応回線 | ドコモ・au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | ギガプラン 5GB 950円/15GB 1,600円/25GB 2,000円 |
| データ容量 | 2GB〜55GB |
| 通話かけ放題 | 5分500円/10分700円/かけ放題+ 1,400円 |
| シニア向け特典 | 端末セットが安く、乗り換えと同時に買い替えやすい |
| 店舗サポート | 一部店舗・家電量販店 |
| 通信速度の安定性 | 普通(昼は低下しやすい) |
| こんな高齢者におすすめ | 乗り換えと同時にスマホを安く買い替えたい人 |
メリット
- キャンペーン時は端末セットが非常に安く、スマホの買い替えと同時に乗り換えやすい
- 5分・10分・無制限とかけ放題の種類が豊富で、通話量に合わせて選べる
- ギガプランは料金が安く、データ容量の選択肢も幅広い
デメリット
- MVNOのため、お昼どきなど混雑時は速度が落ちやすい
- 対面サポートは家電量販店の一部窓口などに限られる
- プランやオプションの種類が多く、はじめてだと選びにくい
IIJmioは老舗のMVNOで、キャンペーン時の端末セットの安さに定評があります。高齢者向けのシンプルなスマホから、写真がきれいに撮れる機種まで幅広くそろい、乗り換えと同時に使いやすい端末へ買い替えたい方にぴったりです。ギガプランは5GB 950円と料金も手頃です。
かけ放題も5分・10分・無制限の3種類から選べるので、通話量に合わせて無駄なく組み合わせられます。2026年6月9日に始まった「ハッピースマイルキャンペーン+」では、5ギガプランが最大3カ月400円引きの実質550円になり、通話定額5分+(500円)・10分+(700円)・かけ放題+(1,400円)も最大3カ月分が同額割引されるため、かけ放題を無料で試してから続けるか決められます。25ギガプランは「ハッピープライスキャンペーン+」との併用で、2026年11月4日までの申し込みなら10分かけ放題付きで最大6カ月間月900円〜です。設定はオンライン中心ですが、家電量販店の窓口で相談できる場合もあります。新しいスマホを安く手に入れつつ月額も抑えたい高齢者の方に向いています。
9位 LINEMO|LINEをよく使う人に向いたシンプルプラン

| 対応回線 | ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | ベストプラン3GB 990円/10GB 2,090円/ベストプランV 30GB 2,970円 |
| データ容量 | 3GB〜30GB |
| 通話かけ放題 | 5分かけ放題550円/完全かけ放題1,650円(ベストプランVは5分通話定額が標準付帯) |
| シニア向け特典 | LINEのトーク・通話がデータ消費ゼロ(LINEギガフリー) |
| 店舗サポート | なし(オンライン専用) |
| 通信速度の安定性 | とても安定(ソフトバンク本回線) |
| こんな高齢者におすすめ | 家族とのLINE連絡が中心で速度も重視する人 |
メリット
- ソフトバンクの本回線を使うため、お昼どきでも速度が安定している
- LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話がデータ消費ゼロになる
- ベストプランは使った分だけ課金され、3GBまでなら990円で収まる
デメリット
- オンライン専用で店舗がなく、設定は自分で行う必要がある
- データ容量の翌月繰り越しに対応していない
- シニア専用の割引プランは用意されていない
LINEMOはソフトバンクが直接提供するオンライン専用プランで、本回線をそのまま使うため混雑時でも速度が安定しているのが強みです。お孫さんや家族とのやりとりにLINEを使う高齢者の方にとって、LINEのトークや通話がデータ消費ゼロになるLINEギガフリーは大きな魅力です。
料金は使った分だけ上がるベストプランと、30GBをしっかり使えるベストプランVの2種類。3GBまでなら990円と手頃で、写真付きのLINEを楽しむ程度なら十分です。通話オプションは加入から7カ月間割引され、5分以内かけ放題(通話準定額)は月550円が0円、24時間かけ放題(通話定額)は月1,650円が1,100円になるため、電話が多い方も最初の負担を抑えて始められます。店舗がない分、設定は自分か家族が行う必要がありますが、速度の安定と分かりやすい料金を求める方に向いています。
10位 NUROモバイル|通話オプションが充実しコスパが高い

| 対応回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | バリュープラス 3GB 792円/5GB 990円/10GB 1,485円 |
| データ容量 | 3GB〜55GB(バリュープラス3〜15GB/NEOプラン35GB・55GB) |
| 通話かけ放題 | 5分490円/10分880円/かけ放題1,430円 |
| シニア向け特典 | 3回線対応で今の端末を使いやすい |
| 店舗サポート | なし(オンライン中心) |
| 通信速度の安定性 | 普通(NEOプランは速め) |
| こんな高齢者におすすめ | コスパよく小〜中容量を使いたい人 |
メリット
- バリュープラスの3GBが792円と、小容量プランの中でも割安
- 5分490円・10分880円と、かけ放題オプションが他社より安い
- ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応し、今の端末を活かしやすい
デメリット
- 店舗がなく、申し込みや設定はオンラインで行う必要がある
- MVNOのため、時間帯によっては速度が落ちやすい
- シニア専用の割引プランは用意されていない
NUROモバイルはソニーグループが手がける格安SIMで、小容量プランの安さと、割安なかけ放題オプションが魅力です。バリュープラスの3GBは792円、5分かけ放題は490円と、料金を抑えたい高齢者の方にうれしい価格設定になっています。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応しているため、今の端末をそのまま使いやすいのもポイントです。
通話をよくする方は、10分880円やかけ放題1,430円のオプションを組み合わせれば通話料の心配もありません。店舗がないため設定は自分か家族が行う必要がありますが、コスパを重視して小〜中容量をお得に使いたい方におすすめの一社です。
目的別に選ぶ高齢者向けの格安SIM
ここまで10社を紹介してきましたが、「結局どれを選べばいいの?」と迷う方も多いはずです。そこで、重視したい目的別におすすめの1社をしぼって紹介します。
電話をよくかける人におすすめの格安SIM|UQモバイル

長電話が多い高齢者の方には、24時間かけ放題が月880円で使えるUQモバイルが最もおすすめです。60歳以上通話割を使えば時間・回数を気にせず通話でき、au本回線で音声も安定しています。
| おすすめの理由 | 60歳以上通話割で24時間かけ放題が月880円 |
|---|---|
| 対応回線 | au(速度が安定) |
| 基本料金の目安 | トクトクプラン2 1,628円〜 |
| 店舗サポート | あり(全国の店舗) |
メリット
- 24時間かけ放題が月880円で、長電話でも料金が一定に収まる
- au回線で通話品質・通信速度ともに安定している
- 困ったときは全国の店舗で相談できる
デメリット
- かけ放題割引の対象プランが限られる
- MVNOと比べると基本料金はやや高め
とにかく料金を安くしたい人におすすめの格安SIM|HISモバイル

毎月の支払いを1,000円以下に抑えたい方には、1GB 550円・通話料30秒9円のHISモバイルが向いています。かけ放題を付けなくても通話料が安く、あまり使わない月は最安クラスに収まります。
| おすすめの理由 | 1GB 550円+通話料30秒9円で月1,000円以下も可能 |
|---|---|
| 対応回線 | ドコモ |
| 通話料 | 30秒9円(専用アプリ不要) |
| 店舗サポート | 一部窓口 |
メリット
- 1GB 550円と小容量プランが安く、通話中心なら月1,000円以下も可能
- 通話料が30秒9円と業界最安クラスで、標準の電話アプリのまま安くなる
- 料金体系がシンプルで分かりやすい
デメリット
- お昼どきなど混雑時は速度が落ちやすい
- 対面サポートの窓口が少ない
店舗サポートを重視する人におすすめの格安SIM|イオンモバイル

対面での相談を何より重視する方には、全国のイオンで申し込み・相談ができるイオンモバイルがおすすめです。買い物ついでに立ち寄れる身近さがあり、60歳以上向けのやさしいプランも用意されています。
| おすすめの理由 | 全国のイオン店頭で対面サポート+60歳以上向けプラン |
|---|---|
| 対応回線 | ドコモ・au |
| 基本料金の目安 | やさしいプラン1GB 638円(60歳以上) |
| 店舗サポート | あり(全国のイオンの携帯電話売場) |
メリット
- 全国のイオンで申し込みも相談も対面でできる
- 60歳以上向けやさしいプランが1GB 638円と安い
- マイナンバーカード登録サポートなど店頭サービスが手厚い
デメリット
- やさしいプランは通信速度が最大1Mbpsに制限される
- 混雑時は速度が落ちやすい
高齢者が格安SIMを使うメリット
あらためて、高齢者の方が格安SIMに乗り換えることで得られるメリットを整理しておきましょう。
家計の固定費を無理なく減らせる
格安SIMの一番のメリットは、毎月必ずかかる固定費を無理なく減らせることです。大手キャリアで月7,000円前後払っていた方が2,000円前後の格安SIMに乗り換えれば、月5,000円、年間で6万円ほどの節約になります。
生活の質を落とさずに支出を抑えられるので、年金暮らしの家計にゆとりを生みやすいのが魅力です。一度乗り換えれば、その後もずっと安い料金で使い続けられる点も見逃せません。
使い方に合わせて小容量から選べる
高齢者の方は、動画やゲームを大量に使うことが少なく、月1GB〜3GB程度で足りるケースが多いものです。格安SIMは0.5GBや1GBといった小容量プランが充実しているため、使わない容量にお金を払わずに済みます。
イオンモバイルのように1GB刻みで選べる会社なら、実際の使用量を見ながら無駄なく調整できます。あとから容量を変更できる会社も多いので、まずは小さめのプランから始めるのがおすすめです。
シニア向けの割引やかけ放題で通話も安心
「電話が多いから格安SIMは向かない」と思われがちですが、実はシニア向けの割引やかけ放題を使えば通話料も安心です。UQモバイルやワイモバイルは60歳以上なら24時間かけ放題が月880円、HISモバイルは通話料そのものが30秒9円と割安です。
かけ放題を付ければ、遠くに住む家族やお友達との長電話も料金を気にせず楽しめます。通話中心の使い方でも、格安SIMなら大手キャリアより安く、しかも安心して使えるのです。
高齢者が格安SIMに乗り換える前に知っておきたい注意点
メリットの多い格安SIMですが、乗り換え前に知っておきたい注意点もあります。事前に把握しておけば、乗り換え後に慌てずに済みます。
キャリアメールが使えなくなる場合がある
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、これまで使っていた@docomo.ne.jpなどのキャリアメールがそのままでは使えなくなることがあります。メールアドレスを重要な連絡に使っている場合は注意が必要です。
対策としては、各キャリアが月330円ほどで提供するメール持ち運びサービスを利用するか、GmailなどのフリーメールやLINEに連絡手段を切り替える方法があります。乗り換え前に、家族や知人へ新しい連絡先を伝えておくと安心です。
店舗が近くにないサービスもある
格安SIMには、mineoやLINEMO、NUROモバイルのように実店舗を持たないオンライン専用のサービスも多くあります。料金は安い反面、対面で相談できないため、操作に不安がある高齢者の方には不向きなこともあります。
近くで相談したい方は、全国に店舗を持つイオンモバイル・ワイモバイル・UQモバイルを選ぶとよいでしょう。国民生活センターも、契約前にサポート内容や問い合わせ方法、手持ちの端末が使えるかを確認するよう呼びかけています。
初期設定を自分でする必要があることが多い
オンライン専用の格安SIMでは、SIMカードの差し替えやAPN設定と呼ばれるネット接続の初期設定を自分で行う必要があることが多いです。手順自体は難しくありませんが、はじめての方は戸惑うかもしれません。
不安な場合は、店舗で設定まで手伝ってくれる会社を選ぶか、離れて暮らす家族に設定を頼むのがおすすめです。最近は初期設定の手順を動画で分かりやすく案内している会社も増えているので、あわせて活用しましょう。
離れて暮らす親のスマホは家族が選んであげよう
離れて暮らす親御さんのスマホ代が気になっている方も多いはずです。格安SIMは、家族が代わりに選んで手続きしてあげることで、親の負担も費用もぐっと軽くできます。消費者庁も、高齢者の消費者トラブルは家族や周囲の見守りが被害防止につながるとしており、契約の見直しは家族が関わるよいきっかけになります。
家族がまとめて契約・支払いをする方法
多くの格安SIMでは、契約者を家族(子ども)にして、実際に使うのは親という使い方ができます。支払いも家族のクレジットカードにまとめられるので、親が毎月の料金を管理する手間がなくなります。
申し込みや初期設定も家族が代わりに進められるため、スマホに不慣れな親でも安心です。ワイモバイルやUQモバイルの家族割を使えば、家族全体の通信費もさらに抑えられます。親自身の名義で契約したいけれどクレジットカードを持っていないという場合は、口座振替に対応した格安SIMを選ぶ方法もあります。まずは家族が使い方をよく理解したうえで、親に合ったプランを選んであげましょう。
迷惑電話・詐欺対策のオプションを付ける
高齢の親を狙った特殊詐欺や迷惑電話の対策は、乗り換えを機にぜひ付けておきたいものです。近年は警察官などをかたるニセ電話詐欺や、海外の番号を使った詐欺電話が増えています。
格安SIMや端末には、あやしい番号を自動で警告・ブロックする迷惑電話対策機能を備えたものがあります。楽天モバイルの最強シニアプログラムには詐欺対策保険も付きます。警視庁も、身に覚えのない電話には出ない・すぐに折り返さないよう注意を呼びかけています。家族から親へ、対策の大切さを伝えておくことも重要です。
位置情報や見守り機能で安否を確認する
離れて暮らす親の安否が心配な方には、位置情報の共有や見守り機能が役立ちます。スマホの位置情報共有機能を使えば、家族が親のおおよその居場所を確認でき、外出先でのもしもの際にも安心です。
見守りアプリや、一定時間操作がないと家族に通知が届くサービスもあります。お子さんの見守りもあわせて考えている家庭なら、小学生の子供におすすめの格安SIMの解説も参考になります。プライバシーには配慮しつつ、親子で話し合って必要な範囲で設定しておくと、離れていても互いに安心して過ごせます。
高齢者向け格安SIMに合わせたいシニアスマホ端末
格安SIMに乗り換えるなら、あわせて操作のしやすいシニア向けスマホを選ぶと、より快適に使えます。ここでは高齢者に人気の3機種を紹介します。
らくらくスマートフォン|文字が大きく操作がかんたん
| 最新モデル | らくらくスマートフォン F-53E(ドコモ) |
|---|---|
| 画面サイズ | 約5.4インチ有機EL |
| 本体価格の目安 | 67,144円(税込・2026年5月7日改定) |
| 特徴 | 大きな文字・押しやすいアイコン・自律神経測定機能 |
| こんな高齢者におすすめ | とにかく分かりやすさ・見やすさを重視する人 |
メリット
- 文字やアイコンが大きく、初めてのスマホでも操作に迷いにくい
- 押した感覚が分かる工夫や、シンプルなホーム画面が用意されている
- 迷惑電話対策や健康管理をサポートする機能を備える
デメリット
- 本体価格がシニア向け機種の中では高めになりやすい
- 主にドコモ回線向けのため、対応回線を確認する必要がある
らくらくスマートフォンは、富士通から続くシニア向けスマホの定番シリーズです。最新のF-53Eは約5.4インチの見やすい有機ELを備え、文字やアイコンが大きく表示されるため、初めてスマホを持つ高齢者の方でも直感的に操作できます。
押した箇所が反応したと分かる工夫や、シンプルにまとめられたホーム画面など、使いやすさへのこだわりが随所に見られます。迷惑電話対策や体調管理をサポートする機能も搭載しており、見やすさと安心を最優先する方にぴったりの一台です。
なお本体価格は2026年5月7日に51,480円から67,144円へ改定されており、費用を抑えたい方は割引や中古も含めて検討するとよいでしょう。格安SIMと組み合わせるなら、SIMフリー版のらくらくスマートフォン Lite MR01(イオンモバイルでは49,280円、やさしいプランとの組み合わせは43,780円)という選択肢もあり、イオンモバイルなどでも取り扱われています。UQモバイルも「らくらくスマートフォン Lite」を扱っており、現金販売価格32,800円のところ、他社からの乗り換え・新規契約でオンラインショップおトク割を使えば一括10,800円まで下がります。ワイモバイルからはらくらくスマートフォンaも発売されているので、契約先に合わせて選べます。
かんたんスマホ|ボタンで押しやすく初めてでも安心
| 最新モデル | かんたんスマホ5(ワイモバイル・2026年6月4日発売) |
|---|---|
| 画面サイズ | 約6.3インチ |
| 本体価格の目安 | 46,800円(乗り換え+新トクするサポート(A)適用で実質24円〜) |
| 特徴 | 大きなアイコン・離れた家族が画面を見て操作サポート・迷惑電話対策・IP68/IP69の防水防塵 |
| こんな高齢者におすすめ | ワイモバイルで手ごろにシニア機種を持ちたい人 |
メリット
- 押しやすい大きなアイコンで、初めてのスマホでも操作しやすい
- 乗り換えと新トクするサポート(A)を組み合わせれば実質24円から手に入る
- 離れて暮らす家族が同じ画面を見ながら操作を手伝える新機能を搭載している
- あやしい番号を警告する迷惑電話対策や、水洗いできる抗菌ボディで安心して使える
デメリット
- 主にワイモバイルでの取り扱いのため、他社では入手しにくい
- 高性能な最新スマホと比べると処理速度は控えめ
かんたんスマホは、ワイモバイルが高齢者の声をもとに作った使いやすさ重視のシリーズです。2026年6月4日に発売された最新のかんたんスマホ5(ZTE製)は約6.3インチの見やすい画面と、押しやすい大きなアイコンが特徴で、ガラケーから乗り換える方でも迷わず使えます。
新モデルの目玉は、離れて暮らす家族が同じ画面を見ながら操作を手伝える遠隔サポート機能です。あやしい番号に警告を表示し、警告アナウンスを流しながら通話を録音する迷惑電話対策も備わっています。IP68/IP69の防水防塵とMIL規格23項目の耐久性で、水回りや落下にも強い一台です。一括46,800円ですが、乗り換えと新トクするサポート(A)を組み合わせれば実質24円から持てます。ワイモバイルのシニア向けかけ放題と組み合わせれば、端末も通話もお得にそろえられます。
arrows We2|手ごろな価格で使いやすい人気機種
| モデル | arrows We2 F-52E(FCNT) |
|---|---|
| 画面サイズ | 約6.1インチ |
| 本体価格の目安 | 22,000円(ドコモの5G WELCOME割適用の乗り換えなら9,900円〜) |
| 特徴 | 防水防塵・MIL規格の耐久性・大容量バッテリー |
| こんな高齢者におすすめ | 価格と使いやすさのバランスを求める人 |
メリット
- 本体価格が手ごろで、乗り換えならさらに安く購入できる
- 防水防塵で丈夫なため、うっかり濡らしても落としても安心
- 大容量バッテリーで、こまめな充電が苦手な人でも長く使える
デメリット
- シニア専用機ではないため、簡単モードの設定が必要な場合がある
- 最新のハイエンド機種ほどの高性能は備えていない
arrows We2は、らくらくスマートフォンと同じFCNTが手がける価格と使いやすさのバランスに優れた人気機種です。シニア専用機ではありませんが、簡単モードに設定すれば文字やアイコンを大きくでき、初めての方でも扱いやすくなります。
防水防塵に加えてMIL規格の耐久性を備え、うっかり水に濡らしたり落としたりしても壊れにくいのが安心です。4,500mAhの大容量バッテリーで電池持ちもよく、充電の手間を減らせます。ドコモでは一括22,000円、5G WELCOME割が使える乗り換えなら9,900円ほどから購入でき、SIMフリー版はイオンモバイルやIIJmioなどの格安SIMでも取り扱われています。費用を抑えつつ丈夫なスマホを持ちたい高齢者の方におすすめです。
高齢者が格安SIMに乗り換える手順
格安SIMへの乗り換えは、手順を知っておけば難しくありません。準備するものと流れを確認しておきましょう。総務省も携帯電話ポータルサイトで乗り換えの基本手順や費用をまとめているので、あわせて目を通しておくと安心です。
今のスマホが使えるか回線対応を確認する
まずは、今使っているスマホがそのまま格安SIMで使えるかを確認しましょう。乗り換え先が同じ回線(ドコモ・au・ソフトバンク)なら、多くの場合そのまま使えます。
各社の公式サイトには「動作確認済み端末」の一覧があるので、自分のスマホの機種名で検索してみてください。対応していない場合や古い機種の場合は、乗り換えと同時に新しい端末を購入するのがおすすめです。
MNP予約番号を取得する
今の電話番号をそのまま使いたい場合は、MNP予約番号を取得します。現在契約しているキャリアのマイページや電話窓口から手続きでき、番号は無料で発行されます。
最近は総務省が案内するMNPワンストップ方式に対応した会社同士なら、予約番号の取得を省略して乗り換えられる場合もあります。予約番号には有効期限があるので、取得したら早めに申し込みを進めましょう。
格安SIMに申し込む
次に、選んだ格安SIMに申し込みます。本人確認書類・MNP予約番号・支払い用のクレジットカードまたは口座情報を用意しておくとスムーズです。
店舗のある会社なら、スタッフに手伝ってもらいながら手続きできます。オンライン申し込みが不安な高齢者の方は、家族に付き添ってもらうか、店舗での申し込みを選ぶと安心です。
開通手続きと初期設定をする
SIMカードが届いたら、開通手続きとスマホへの差し替え、初期設定(APN設定)を行います。手順書や公式サイトの案内に沿って進めれば、10分ほどで完了することがほとんどです。
設定が終われば、これまでどおり電話やネットが使えるようになります。うまくいかないときは、契約先のサポート窓口や店舗、家族に相談しましょう。設定を店舗で代行してくれる会社を選んでおくと、この段階もつまずかずに済みます。
高齢者の格安SIMに関するよくある質問
最後に、高齢者の格安SIMについてよく寄せられる質問にお答えします。
高齢者でも格安SIMに乗り換えられますか?
はい、年齢に関わらず格安SIMに乗り換えられます。むしろデータをあまり使わず通話中心の高齢者の方こそ、節約効果が大きく出やすいものです。店舗のある会社を選べば、手続きも対面でサポートしてもらえます。
ガラケーから格安SIMのスマホに変えられますか?
もちろん可能です。ガラケーからの乗り換えでは、格安SIMとシニア向けスマホをセットで購入するのがおすすめです。らくらくスマートフォンやかんたんスマホなど操作しやすい機種を選べば、初めてのスマホでも安心して使い始められます。
格安SIMでも今の電話番号は引き継げますか?
はい、MNP(乗り換え)の手続きをすれば、今の電話番号をそのまま引き継げます。現在のキャリアでMNP予約番号を取得し、格安SIMに申し込む際に伝えるだけです。番号が変わらないので、家族や知人への連絡先の変更も不要です。
店舗がなくても設定はできますか?
できます。オンライン専用の格安SIMでも、手順書や公式サイトの案内に沿って進めれば初期設定は完了します。とはいえ不安な方は、店舗のあるイオンモバイル・ワイモバイル・UQモバイルを選ぶか、離れて暮らす家族に設定を手伝ってもらうとより安心です。
通話が多い高齢者にはどの格安SIMがおすすめですか?
長電話が多い方には、60歳以上なら24時間かけ放題が月880円になるUQモバイルやワイモバイルがおすすめです。通話料の安さで選ぶなら、30秒9円のHISモバイルも有力な選択肢になります。
家族が代わりに契約や支払いをしてもいいですか?
はい、問題ありません。契約者や支払い者を家族にして、実際に使うのは親という形にできます。支払いを家族のクレジットカードにまとめれば、親が料金を管理する手間もなくなります。申し込みや設定も家族が代行できるので、スマホに不慣れな親にも安心です。
まとめ|高齢者は料金と使いやすさのバランスで格安SIMを選ぼう
高齢者の格安SIM選びは、料金の安さだけでなく、通話かけ放題・店舗サポート・シニア割引のバランスで決めることが後悔しないコツです。
速度と店舗の安心を両立したいならUQモバイルやワイモバイル、近所で相談したいならイオンモバイル、通話無料とポイント還元を得したいなら楽天モバイル、とにかく安く使いたいならHISモバイルがおすすめです。60歳・65歳以上の方は、各社のシニア割引を活用すればかけ放題もぐっとお得になります。
まずは今の使い方を振り返り、毎月どれくらいデータと通話を使っているかを確認してみましょう。年代を問わず幅広く候補を比べたい方は、格安SIMの人気ランキングもあわせて参考にしてみてください。自分やご家族に合った一社を選べば、毎月のスマホ代を無理なく抑えながら、これまでどおり安心して使い続けられます。



