小学生のお子さんにそろそろスマホを持たせたいけれど、大手キャリアだと料金が高いし、かといって安さだけで選んで安全面が心配、という悩みは多いものです。とくに小学生の場合は、GPSでの見守りや有害サイトのフィルタリングといった「安全対策」と、無理なく続けられる「料金の安さ」の両方を満たしたいところですよね。
この記事では、小学生の子供に持たせるのにぴったりな格安SIMを、見守り機能・フィルタリング・料金・データ容量の観点でランキング形式にして10社比較します。学年別の選び方や契約手順、親子で決めておきたいルール、よくある質問まで網羅しているので、あなたの家庭の方針に合った1枚がきっと見つかります。
小学生の子供にはキッズケータイより格安SIMがおすすめな理由
小学生のスマホデビューというと、まずキャリアのキッズケータイを思い浮かべる方も多いはずです。ただ、できることの幅や将来的な使い勝手を考えると、格安SIMを入れたスマホのほうが向いているケースが増えています。まずは両者の違いから見ていきましょう。
キッズケータイでできること・できないこと
キッズケータイは、通話・SMS・GPSでの位置確認・防犯ブザーといった安全に特化した機能がそろっており、月額550円前後で持てる手軽さが魅力です。ボタンが少なくシンプルなので、低学年の子供でも迷わず使えるのが強みです。
一方で、キッズケータイはLINEなどのアプリやインターネットがほとんど使えないのが弱点です。友だちとの連絡がLINE中心になる高学年になると物足りなくなり、結局スマホに買い替えることになりがちです。また、同じキャリア同士でないと家族の位置共有が使いにくいこともあり、乗り換えの自由度が低い点にも注意が必要です。
格安SIMなら料金を抑えつつ見守りも安全対策もできる
格安SIMを入れたスマホなら、月々の料金をキャリアより大きく抑えながら、LINEもネットも使えて長く役立ちます。トーンモバイルのように見守り機能を標準で備えたサービスや、GPSで位置を確認できる無料アプリを組み合わせれば、キッズケータイに負けない安全対策が可能です。
有害サイトのブロックについても心配はいりません。18歳未満が携帯電話を使う場合、携帯電話会社はフィルタリングを提供する義務があるとこども家庭庁の青少年インターネット環境整備法で定められており、格安SIM各社も対応するフィルタリングサービスを用意しています。料金・安全・拡張性のバランスを取りやすいのが、小学生に格安SIMをおすすめする理由です。
小学生の子供向け格安SIMの選び方3つのポイント
格安SIMは会社によって強みが大きく異なります。小学生の子供に持たせるなら、大人が選ぶときとは少し違った視点が必要です。ここでは失敗しないための3つのポイントを解説します。
フィルタリングと見守り機能の充実度で選ぶ
小学生のスマホで最優先したいのが、フィルタリングと見守り機能の充実度です。フィルタリングは有害なサイトやアプリへのアクセスを制限する仕組みで、見守り機能はGPSでの位置確認や利用時間の制限などを指します。この2つがしっかりしているかで、親の安心感は大きく変わります。
各社の対応はさまざまで、トーンモバイルのように見守り機能を売りにしたサービスもあれば、大手が提供する「あんしんフィルター」を無料で使えるサービス、有料オプションで対応するサービスもあります。どこまで細かく制限したいか、居場所をリアルタイムで知りたいかなど、家庭の方針に合わせて選ぶとよいでしょう。子供のネット利用の実態は毎年変化しており、こども家庭庁の青少年のインターネット利用環境実態調査で年齢層ごとの利用機器や利用時間の傾向を確認しておくと、わが家に必要な制限の強さをイメージしやすくなります。令和7年度の調査結果では10歳以上の小学生の98.5%がインターネットを利用しており、青少年全体で見た利用機器はスマートフォンが78.5%で最多でした。使わせるかどうかではなく、どう安全に使わせるかを決める段階に来ていると考えて、制限の強さを家庭ごとに設計していきましょう。
月々の料金と必要なデータ容量で選ぶ
小学生の使い方では、大容量プランはほとんど必要ありません。連絡はLINEや通話が中心で、動画やゲームは自宅のWiFiで楽しむ家庭が多いため、外で使うデータ容量は月3GBもあれば足りることがほとんどです。むしろ、使いすぎを防ぐためにあえて小容量にする考え方もあります。
料金は会社によって幅があり、mineoのマイそくスーパーライトのように月250円で持てるものから、トーンモバイルのように見守り機能込みで月1,700円ほどかかるものまでさまざまです。楽天モバイルの最強こども割のように子供向けの割引を用意するサービスもある一方、ワイモバ親子割やUQ親子応援割のような期間限定の学割は2026年春〜初夏で受付を終えているため、申し込む時点で使える割引を確認し、割引後の実質料金で比較するのがおすすめです。
通信速度と使いたいスマホへの対応で選ぶ
格安SIMは、大手キャリアから回線を借りて運営するMVNOだと、お昼など混雑する時間帯に速度が落ちやすいという特徴があります。小学生の場合は在校中のお昼に使うことは少ないので大きな問題にはなりにくいですが、下校後や休日にサクサク使いたいなら、UQモバイルやワイモバイルのようなサブブランドを選ぶと安定します。速度そのものを重視して選びたい場合は、実測値をもとに比較した通信速度が速い格安SIMのランキングもあわせて参考にしてみてください。
また、いま手元にあるスマホをそのまま使いたい場合は、その端末が対応している回線かを確認しておくことが大切です。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べるmineoやNUROモバイルなら、お下がりのスマホでも使いやすく、端末を買い替えずに済むことが多いです。
小学生の子供におすすめの格安SIMランキング10選
ここからは、見守り・フィルタリング・料金・データ容量を総合的に評価した、小学生におすすめの格安SIMをランキング形式で紹介します。各社の詳しい特徴を確認して、家庭に合う1枚を見つけてください。なお料金はすべて税込で、割引条件やキャンペーンは申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。
1位 トーンモバイル|見守り機能が最強のキッズスマホ向けSIM

| 対応回線 | ドコモ |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 1,210円(動画以外は速度制限なしで使い放題) |
| データ容量 | 動画以外は実質無制限(動画は毎月2GBまで込み、追加は1GB220円) |
| 見守り・フィルタリング | TONEファミリー(月473円)で位置確認・時間制限・アプリ制限・自画撮り規制に対応 |
| 通話オプション | TONE IP電話アプリ同士は無料、090の5分かけ放題770円・IP電話10分かけ放題550円 |
| 店舗サポート | あり(トーンモバイル取扱店・カメラのキタムラ等) |
| 子供向けの特徴 | 子供だけの契約でも見守り機能をフル活用できる |
| こんな家庭におすすめ | 見守りと安全対策を最優先したい家庭 |
メリット
- 位置確認・利用時間の制限・アプリの利用制限など見守り機能が業界トップクラス
- AIが不適切な自画撮り写真を検知してブロックし、保護者に通知してくれる
- 動画以外のデータは使い放題で、月額1,210円と料金が分かりやすい
デメリット
- 動画視聴には別途データが必要で、たっぷり見る子には不向き
- 通信速度は最大限に速いわけではなく、重いゲームには物足りない場合がある
- 見守り機能をフルに使うにはTONEファミリー(月473円)の追加が必要
トーンモバイルは、子供の見守りに特化して作られた格安SIMです。TONEファミリーを使えば、いまいる場所の確認はもちろん、指定した場所への到着・出発を知らせるジオフェンス通知や、電車・バスなど乗り物に乗った際の通知まで受け取れます。夜間の利用制限やアプリごとの使用可否も細かく設定でき、初めてスマホを持たせる家庭の不安をまとめて解消してくれます。
とくに評価が高いのが、AIが裸などの不適切な写真の撮影を検知して規制し、保護者の端末へ通知する機能です。SNSトラブルが心配な小学生でも安心して持たせやすく、ドコモ回線を使うため通信エリアも全国的に広いのが魅力です。見守り最優先なら、まず検討したい1枚といえます。
なお2025年12月の料金改定で、月額基本料金は1,210円、TONEファミリーは月473円になりました。TONEファミリーは初月無料で試せるため、見守り機能の使い勝手を確かめてから続けるか判断できます。同時に基本料金に含まれる動画チケットが毎月2枚(2GB)へ増量され、追加チケットも1GBあたり220円に値下げされているため、動画を見る余裕は以前より広がっています。より高度なフィルタリングを使いたい場合は、あんしんインターネットオプション(月110円)を追加する形になります。
2位 LINEMO|LINEが使い放題でシンプルに安い

| 対応回線 | ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | ベストプラン 3GB 990円/10GB 2,090円、ベストプランV 30GB 2,970円 |
| データ容量 | 3GB〜30GB |
| 見守り・フィルタリング | あんしんフィルター for SoftBankを無料で利用可能 |
| 通話オプション | 5分かけ放題550円/完全かけ放題1,650円(ベストプランVは5分かけ放題が無料で付帯) |
| 店舗サポート | なし(オンライン専用) |
| 子供向けの特徴 | LINEのトーク・通話がデータ消費ゼロで連絡に強い |
| こんな家庭におすすめ | 連絡はLINE中心で、速度も料金も妥協したくない家庭 |
メリット
- LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話がデータ消費ゼロになるLINEギガフリーに対応
- ソフトバンク本回線を使うためお昼でも速度が安定している
- あんしんフィルターを無料で使え、有害サイトのブロックにも対応
デメリット
- 店舗がなく、初期設定やトラブル対応は自分で行う必要がある
- 余ったデータを翌月に繰り越せない
- GPS見守りは別途アプリの用意が必要
LINEMOはソフトバンクが直接提供するオンライン専用プランで、連絡手段がLINE中心の子供と相性が抜群です。LINEのトークや通話がデータ消費ゼロになるLINEギガフリーが全プランに付いているため、家族との連絡でギガを気にする必要がありません。ソフトバンク本回線をそのまま使うので、格安SIMにありがちな昼の速度低下も感じにくいのが強みです。
フィルタリングは、大手と同じあんしんフィルター for SoftBankを無料で利用でき、Webサイトやアプリの利用を年齢に合わせて制限できます。GPSでの位置確認だけは別のアプリが必要になりますが、料金・速度・安全のバランスが良く、小学校高学年から中学生まで長く使いやすい1枚です。
なお2026年7月1日以降に新規契約またはMNPで加入した回線には契約解除料が設けられ、回線提供開始月から12カ月以内に解約するとベストプランは990円、ベストプランVは1,100円がかかります。ソフトバンクやワイモバイルとの間の乗り換え、8日間キャンセルは対象外なので、長く使う前提なら大きな負担にはなりません。子供の成長に合わせて短期で乗り換える可能性がある家庭は、加入時期を頭に入れておくと安心です。
3位 楽天モバイル|データ使い放題でGPS見守りもできる

| 対応回線 | 楽天回線・au回線(パートナー) |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 3GBまで1,078円/20GBまで2,178円/無制限3,278円(最強こども割で最大440円割引) |
| データ容量 | 段階制(上限なし) |
| 見守り・フィルタリング | 18歳未満はあんしんコントロール(月550円・3カ月無料)の申し込みが原則必須 |
| 通話オプション | Rakuten Linkで国内通話無料 |
| 店舗サポート | あり(全国の店舗) |
| 子供向けの特徴 | 12歳以下は最強こども割で毎月割引(子供名義の契約が条件)、家族割との併用も可能 |
| こんな家庭におすすめ | 使う月と使わない月の差が大きい子供に持たせたい家庭 |
メリット
- 使ったデータ量に応じて料金が決まる段階制で、あまり使わない月は3GBまで1,078円に収まる
- 12歳以下対象の最強こども割で3GBまで月440円割引(3GB超は110円割引)、家族割との併用で月528円から使える
- Rakuten Linkアプリを使えば家族との通話が無料になる
デメリット
- 建物内や地下など、場所によっては電波が届きにくいことがある
- 18歳未満はあんしんコントロール(月550円)への加入が原則必須
- Rakuten Linkは通常の電話より通話品質が不安定との声もある
楽天モバイルは、使った分だけ料金が変わる段階制プランと、子供向けの割引が充実しているのが魅力です。子供のスマホは月によって使う量にばらつきが出やすいものですが、あまり使わない月は3GBまで1,078円、たくさん使う月でも無制限で3,278円と、無駄が出にくい料金体系になっています。
12歳以下なら最強こども割で毎月440円(3GB超の月は110円)が割引され、最強家族割と併用すれば月528円から持てるのも大きな強みです。ただし最強こども割は子供名義(子供の楽天ID)での契約とRakuten Linkアプリの利用が条件で、親名義の回線では適用されません。2026年8月5日からは割引の適用手続きが「my 楽天モバイル(Rakuten Linkアプリ内)」に変わったので、申し込み後に適用を忘れないようにしましょう。割引は13歳の誕生月の前月までで、その後は自動的に最強青春割へ切り替わります。18歳未満の利用にはあんしんコントロールへの加入が原則必須ですが、これはフィルタリングと居場所確認をまとめて担ってくれるので、むしろ見守り面では安心材料になります。3カ月は無料で試せる点もうれしいポイントです。
なお従来の「あんしんコントロール by i-フィルター」は2025年9月24日で新規受付を終了し、現在は後継の「あんしんコントロール」(月550円)に一本化されています。見守りエリアの設定や移動経路の確認、Webフィルタリングに加え、Android版では利用状況の見守りやSNS見守りサポートまで使えるので、料金は上がったぶん機能面は充実しました。
4位 ワイモバイル|実店舗のサポートと家族割が手厚い

| 対応回線 | ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | シンプル3 S(5GB)3,278円/M(30GB)4,378円/L(35GB)5,478円、家族割で2回線目以降が割引 |
| データ容量 | 5GB〜35GB |
| 見守り・フィルタリング | あんしんフィルター for Y!mobileを無料で利用可能 |
| 通話オプション | 10分かけ放題880円/完全かけ放題1,980円 |
| 店舗サポート | あり(全国のワイモバイルショップ・量販店の取扱店) |
| 子供向けの特徴 | 家族割で2回線目以降が割引(学割「ワイモバ親子割」は2026年6月で受付終了) |
| こんな家庭におすすめ | 店舗で相談しながら家族でまとめて契約したい家庭 |
メリット
- 全国のワイモバイルショップや量販店の窓口で、初期設定やフィルタリング設定を対面で相談できる
- 家族割で2回線目以降の料金が下がり、家族でまとめるほどお得になる
- あんしんフィルター for Y!mobileを無料で使え、店舗で設定も相談できる
デメリット
- 単身で1回線だけだと割引が効きにくく割高になりやすい
- ソフトバンク系列からの乗り換えはキャンペーン対象外になりやすい
- 子供向け学割「ワイモバ親子割」は2026年6月で受付を終了している
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、店舗サポートの手厚さと家族割の充実が魅力です。スマホの初期設定やフィルタリングの設定に不安がある家庭でも、全国のワイモバイルショップや量販店の窓口で店員に直接相談しながら進められるため、機械が苦手な親御さんでも安心してスタートできます。
料金面では、家族でまとめて契約すると2回線目以降が割引される家族割が強力で、家族の人数が多いほどお得感が増します。子供向けの学割「ワイモバ親子割」は2026年6月1日で受付を終了しましたが、常時使える家族割だけでも十分に通信費を下げられます。ソフトバンク本回線で速度も安定しているので、下校後や休日に動画を見ても快適に使えます。
料金面で注意したいのが、2026年6月2日に「シンプル3 S/M/L」の月額基本使用料が税抜200円引き上げられた点です。改定後はS(5GB)3,278円、M(30GB)4,378円、L(35GB)5,478円となり、2026年6月1日までに適用されていた回線は「シンプル3 特別割引」により2026年12月31日まで改定前と同額で使えます。これから申し込む場合は改定後の金額で試算しておきましょう。あわせて2026年7月1日以降に新規契約・乗り換えで加入した回線には契約解除料が新設され、回線提供開始月から12カ月以内に解約するとシンプル3 S・Mは858円、Lは1,100円がかかります(ソフトバンク・LINEMOとの間の乗り換えや8日間キャンセルは対象外)。
5位 UQモバイル|通信速度が安定していて安心して使える

| 対応回線 | au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | トクトクプラン2(30GB)基本4,048円・割引適用で〜5GB 1,628円/5GB超〜30GB 2,728円、コミコミプランバリュー(35GB)3,828円(UQコミコミおトク割で最大13カ月間3,168円) |
| データ容量 | 最大35GB |
| 見守り・フィルタリング | あんしんフィルター for auを無料で利用可能 |
| 通話オプション | 通話放題ライト(10分)880円・通話パック60(660円)・通話放題1,980円 |
| 店舗サポート | あり(auショップ・UQスポット) |
| 子供向けの特徴 | 自宅セット割・家族セット割で月額を抑えやすい |
| こんな家庭におすすめ | 速度の安定と店舗の安心感を両立したい家庭 |
メリット
- au本回線でお昼の混雑時でも速度が落ちにくく、快適に使える
- あんしんフィルター for auを無料で使え、フィルタリング設定も店舗で相談できる
- 自宅セット割や家族セット割を適用すると月額が大きく下がる
デメリット
- 小容量プランがなく、あまり使わない子には容量を持て余しやすい
- 割引の種類が多く、自分に合うプランが分かりにくい
- 子供向け学割「UQ親子応援割」は2026年5月末で受付を終了している
UQモバイルはauのサブブランドで、au本回線の安定した速度と、全国の店舗サポートを両立できるのが魅力です。混雑する時間帯でも速度が落ちにくいため、下校後や休日に子供が動画やゲームを使ってもストレスなく楽しめます。初めての格安SIMでも失敗しにくく、キャリアから乗り換えても通信の感覚がほとんど変わりません。
フィルタリングは大手と同じあんしんフィルター for auを無料で利用でき、設定に迷ってもauショップやUQスポットで相談できる安心感があります。自宅のネットや電気とまとめる割引を適用すれば月額をぐっと抑えられるので、家族でauやUQのサービスを使っている家庭にとくに向いています。
料金の見え方には少し注意が必要です。トクトクプラン2の基本使用料は月4,048円で、自宅セット割(−1,100円)とau PAY カードお支払い割(−220円)に加え、5GB以下に収まった月の割引(−1,100円)が重なって1,628円になる仕組みです。データを5GB超〜30GB使った月は2,728円になるため、連絡中心で使う小学生なら1,628円をキープしやすいと考えておくとよいでしょう。自宅のネット回線とまとめて家族全体の通信費を下げたい場合は、格安SIMと光回線のセット割の組み合わせもあわせて検討してみてください。
さらに2026年6月25日からは、固定回線のセット割がなくても使えるUQコミコミおトク割が始まりました。コミコミプランバリュー(35GB・1回10分以内の通話かけ放題つき)に新しく加入すると、加入月から最大13カ月間は月660円引きの3,168円で利用できます。加入から13カ月目の末日時点でau PAY ゴールドカード(家族カードを含む)を持っていれば14カ月目以降も割引が続くため、家族でauの決済をまとめている家庭なら長く安く維持できます。自宅セット割の条件を満たせない家庭でも料金を下げやすくなったので、きょうだいで複数回線を持たせたいときにも検討しやすくなっています。
6位 mineo|低容量プランが月額250円からと安い

| 対応回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | マイそくスーパーライト250円/マイピタ 3GB 1,298円ほか |
| データ容量 | マイそくは低速使い放題、マイピタは3GB〜50GB |
| 見守り・フィルタリング | 安心フィルタリング(月385円・i-フィルター)に対応 |
| 通話オプション | 10分かけ放題・時間無制限かけ放題 |
| 店舗サポート | あり(mineoショップ) |
| 子供向けの特徴 | 連絡専用なら月250円で維持できる圧倒的な安さ |
| こんな家庭におすすめ | 連絡用として最小限のコストで持たせたい家庭 |
メリット
- マイそくスーパーライトなら月250円でデータ使い放題(最大32kbps)で持てる
- ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べ、お下がりのスマホでも使いやすい
- 自宅のWiFi中心の使い方なら通信費を極限まで抑えられる
デメリット
- マイそくスーパーライトは速度が遅く、外での動画やゲームには不向き
- お昼の混雑時間帯は速度が大きく落ちることがある
- 見守り機能は標準では乏しく、別途アプリやオプションの用意が必要
mineoは、月250円のマイそくスーパーライトという圧倒的に安いプランがあるのが最大の特徴です。最大速度は32kbpsと控えめですが、外での用途を「家族への連絡とGPSでの位置共有だけ」と割り切るなら十分実用的で、動画やゲームは自宅のWiFiに任せる家庭にぴったりです。使いすぎを防ぎながら維持費を最小限に抑えられます。
もう少し普段使いもさせたいなら、3GBで月1,298円のマイピタなど通常プランに切り替えることもできます。マイピタは2025年11月に月額料金そのままでデータ容量が増量され、従来の1GBコースが3GB、5GBが7GB、10GBが15GB、20GBが30GBへと拡大しました。あわせて3GBコースには最大1Mbpsで使い放題になる「パケット放題 1Mbps」、7GB以上のコースには最大3Mbpsの「パケット放題 3Mbps」が無償で付くため、容量を使い切ったあとの速度を気にせず使えます。
ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応しているため、親のお下がりスマホをそのまま活かしやすいのもうれしいポイントです。フィルタリングは安心フィルタリング(月385円)で対応でき、i-フィルターのアプリでWebサイトの制限に加えて位置情報や通話履歴の確認までできます。AndroidだけでなくiPhoneにも対応し、初回申し込みなら2カ月無料で試せます。
7位 ahamo|月30GBと5分かけ放題でコスパが高い

| 対応回線 | ドコモ |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 30GB 2,970円/110GB(大盛り)4,950円 |
| データ容量 | 30GB・110GB |
| 見守り・フィルタリング | あんしんフィルター for docomoを無料で利用可能 |
| 通話オプション | 5分かけ放題が標準付帯/完全かけ放題1,100円 |
| 店舗サポート | ドコモショップで有料対応 |
| 子供向けの特徴 | 5分かけ放題が標準で、通話が多い子でも安心 |
| こんな家庭におすすめ | 速度を落とさず、しっかり使う高学年に持たせたい家庭 |
メリット
- ドコモ本回線の高品質な通信を混雑時でも快適に使える
- 1回5分以内の国内通話無料が最初から料金に含まれている
- あんしんフィルターを無料で使えて安全対策も整う
デメリット
- 30GB未満の小容量プランがなく、あまり使わない子には割高
- ドコモショップでの店頭サポートは有料になる
- 子供専用の割引は用意されていない
ahamoはドコモが提供する格安プランで、30GBと5分以内のかけ放題が最初からセットになっています。ドコモ本回線をそのまま使うため通信品質が高く、混雑する時間帯でも動画やゲームが快適に楽しめます。小学生というより、外でもデータをしっかり使う高学年や、そのまま中学・高校でも長く使いたい家庭に向いた1枚です。
小容量プランがないため、連絡中心のライトな使い方だと容量を持て余しやすい点には注意が必要です。とはいえ、5分かけ放題が標準で付き、あんしんフィルターも無料で使えるため、安全対策と通信品質を両立したい家庭にはコスパの高い選択肢になります。データ容量にたっぷり余裕があるので、習い事の送迎連絡やオンライン学習にも困りません。
8位 IIJmio|格安スマホとのセット購入がお得

| 対応回線 | ドコモ・au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 2GB 850円/5GB 950円/10GB 1,400円 |
| データ容量 | 2GB〜55GB |
| 見守り・フィルタリング | i-フィルター for マルチデバイス(月396円)/みまもりパック(月550円)に対応 |
| 通話オプション | 5分500円/10分700円/無制限1,400円 |
| 店舗サポート | 一部の家電量販店 |
| 子供向けの特徴 | 乗り換え時の端末セールで子供用スマホを安く用意できる |
| こんな家庭におすすめ | スマホ本体とセットで安く始めたい家庭 |
メリット
- 乗り換え時の端末セールが頻繁で、子供用スマホを数千円台で用意できることもある
- 2GB 850円からと料金が安く、小学生の使い方に合った小容量が選べる
- かけ放題オプションが他社より安く、通話が多い子でもコストを抑えやすい
デメリット
- お昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
- 支払い方法が契約者名義のクレジットカードのみ
- 見守り機能は標準ではなく、フィルタリングは有料オプションになる
IIJmioは老舗のMVNOで、SIMと端末をセットで安く始められるのが小学生のスマホデビューに向いています。乗り換えと同時にスマホを買うと型落ちモデルが驚くほど安く手に入るセールを頻繁に行っており、初めて持たせる子供用の端末を無理のない予算でそろえられます。料金も2GB 850円からと安く、連絡中心の使い方にちょうどよい小容量プランが選べます。
フィルタリングはi-フィルター for マルチデバイス(月396円)で対応でき、ウイルスバスターとセットになった「みまもりパック」(月550円)を選べば単品で足すより割安です。初回ライセンスは利用開始月から最大2カ月無料なので、使い勝手を試してから続けるか判断できます。お昼の混雑時に速度が落ちやすい点はMVNO共通の弱みですが、子供が学校にいる時間帯なので実害は少なめです。2026年6月9日から実施中の「ハッピースマイルキャンペーン+」では、5ギガプランの月額料金が最大3カ月間400円引きになり、通話定額オプションも5分+500円・10分+700円・かけ放題+1,400円が最大3カ月間割り引かれるため、初めの数カ月はさらに負担を抑えて試せます。とにかく初期費用と月額を抑えて始めたい家庭にぴったりの1枚です。
9位 NUROモバイル|18歳未満の利用者登録に対応で安心

| 対応回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
|---|---|
| 月額料金の目安 | バリュープラス 3GB 792円/5GB 990円/10GB 1,485円/15GB 1,790円 |
| データ容量 | バリュープラスは3GB〜15GB(NEOプランは35GB・55GB) |
| 見守り・フィルタリング | i-フィルター for マルチデバイス(月337円〜)/ウイルスバスターモバイル(月275円)に対応 |
| 通話オプション | 5分・10分かけ放題 |
| 店舗サポート | なし(オンライン専用) |
| 子供向けの特徴 | 利用者登録で18歳未満も親名義のまま正規に使える |
| こんな家庭におすすめ | 親名義で契約し子供を利用者にしたい家庭 |
メリット
- 利用者登録機能により、親名義の契約で18歳未満の子供を正規に利用者にできる
- バリュープラスは3GB 792円・5GB 990円など小容量プランの料金が安い
- ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べて手持ちスマホを活かしやすい
デメリット
- 店舗サポートがなく手続きはオンライン中心
- フィルタリングは有料オプションで、加入後に設定の申告も求められる
- お昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
NUROモバイルは、2026年3月25日から18歳未満の利用者登録に対応したことで、子供に持たせやすくなったMVNOです。これまでは契約者と利用者が同じ想定でしたが、利用者登録機能により、親名義で契約したまま子供を利用者として正式に登録できるようになりました。青少年インターネット環境整備法に沿って若年層が安心して使える環境を整える狙いがあり、家族そろって同じサービスにまとめたい家庭にとって使い勝手が向上しています。
料金はバリュープラスの3GB 792円など小容量が安く、連絡中心の小学生にちょうどよい設計です。フィルタリングはi-フィルター for マルチデバイス(月337円〜)などの有料オプションで対応でき、設定が完了したかを申告する仕組みもあるため、対策の抜け漏れを防ぎやすいのも安心材料です。18歳未満を利用者登録したうえでウイルスバスターモバイル 月額版(月275円)を契約していると、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」で使えるポイントが毎月200pt付く特典も用意されています。ソニーグループ運営という信頼感も、初めての1枚として選ばれる理由になっています。
10位 BIGLOBEモバイル|動画や音楽が使い放題のオプションが魅力

| 対応回線 | ドコモ・au |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 音声SIM プランS(1GB)1,078円/プランR(3GB)1,320円/プランM(6GB)1,870円ほか(エンタメフリーは音声SIMで月308円) |
| データ容量 | 1GB〜30GB |
| 見守り・フィルタリング | i-フィルター for Android(月220円・Android専用)に対応 |
| 通話オプション | 3分かけ放題660円/10分かけ放題913円 |
| 店舗サポート | なし |
| 子供向けの特徴 | エンタメフリーでYouTubeや音楽がデータ消費ゼロ |
| こんな家庭におすすめ | YouTubeや音楽をよく使う子供に持たせたい家庭 |
メリット
- エンタメフリー・オプション(音声SIMは月308円)でYouTubeや音楽がデータ消費ゼロになる
- 小容量プランが用意され、動画は使い放題にしつつ料金を抑えられる
- ドコモ・au回線に対応し、手持ちのスマホを活かしやすい
デメリット
- お昼の混雑時間帯は速度が落ちやすい
- 店舗サポートがなく設定は自分で行う必要がある
- エンタメフリー適用中は動画の画質が標準画質に制限される
BIGLOBEモバイルは、YouTubeや音楽アプリがデータ消費ゼロになるエンタメフリー・オプションが魅力のMVNOです。音声SIMなら月308円で追加でき、初回は最大2カ月無料で試せるうえ、対象の動画・音楽サービスをどれだけ使ってもギガが減りません。動画好きの子供でも、小容量プランのまま料金を抑えつつ楽しめるのが大きな強みです。
小容量プラン中心なので、連絡やちょっとした調べもの+動画という小学生の使い方によくフィットします。フィルタリングは月220円の「i-フィルター for Android」で対応でき、申し込んだ初月は無料です。ただしこのオプションはAndroid専用で、iPhoneを持たせる場合は端末側のスクリーンタイムなど別の手段で制限をかける必要がある点は事前に確認しておきましょう。お昼に速度が落ちやすい点や画質が標準になる点はありますが、エンタメをたっぷり楽しませたい家庭にとってコスパの高い選択肢になります。
小学生向け格安SIM10社の料金・データ容量・見守り機能を比較
ここまで紹介した10社を、料金・見守り機能・子供向け割引の観点で一覧にまとめました。サービス名をタップすると各社の詳しい解説に戻れるので、気になる会社を見比べてみてください。
| 順位・サービス名 | 対応回線 | 月額料金の目安 | 見守り・フィルタリング | 子供向け割引 | こんな家庭におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
1位 トーンモバイル |
ドコモ | 1,210円〜 | TONEファミリーで手厚い見守り | なし(見守り込みで割安) | 見守りを最優先したい家庭 |
2位 LINEMO |
ソフトバンク | 990円〜2,970円 | あんしんフィルター無料 | なし | LINE中心で速度も重視する家庭 |
3位 楽天モバイル |
楽天・au | 1,078円〜3,278円 | あんしんコントロール(月550円) | 最強こども割(最大440円割引) | 使う量にばらつきがある子の家庭 |
4位 ワイモバイル |
ソフトバンク | 家族割で割引 | あんしんフィルター無料 | 家族割(親子割は受付終了) | 店舗で家族まとめて契約したい家庭 |
5位 UQモバイル |
au | 1,628円〜3,828円 | あんしんフィルター無料 | 自宅・家族セット割 | 速度と店舗の安心を両立したい家庭 |
![]() 6位 mineo |
ドコモ・au・SB | 250円〜 | 安心フィルタリング(月385円) | なし(低価格で割安) | 連絡用に最小コストで持たせたい家庭 |
![]() 7位 ahamo |
ドコモ | 2,970円〜4,950円 | あんしんフィルター無料 | なし | 速度重視でしっかり使う高学年の家庭 |
8位 IIJmio |
ドコモ・au | 850円〜 | i-フィルター(月396円) | 端末セールで実質割安 | 本体とセットで安く始めたい家庭 |
9位 NUROモバイル |
ドコモ・au・SB | 792円〜 | i-フィルター等(月337円〜) | なし | 親名義で子供を利用者にしたい家庭 |
10位 BIGLOBEモバイル |
ドコモ・au | 1,078円〜 | i-フィルター(月220円・Android) | なし | 動画や音楽をよく使う子の家庭 |
見守り機能を重視するならトーンモバイル、料金の安さならmineoやNUROモバイル、速度と店舗の安心感ならワイモバイルやUQモバイルというように、家庭が何を最優先するかで選ぶと後悔しにくいです。フィルタリングは無料で使える会社と有料オプションの会社があるので、その差も含めて実質の月額で比べてみましょう。
学年別に見る小学生の子供に合った格安SIMの選び方
同じ小学生でも、低学年と高学年では使い方も必要な機能も大きく変わります。ここでは学年別に、重視すべきポイントとおすすめの選び方を紹介します。
小学校低学年はGPS見守りと通話のしやすさを重視
低学年の子供にスマホを持たせる主な目的は、登下校や習い事の行き帰りの見守りと、いざというときの連絡です。ネットで調べものをしたり動画を見たりする機会はまだ少ないため、データ容量よりも、GPSでいまいる場所がすぐ分かることと、親にワンタップで電話できる使いやすさを優先しましょう。
この用途にもっとも向いているのが、見守り機能を標準で備えたトーンモバイルです。位置確認や利用時間の制限がまとめて使え、安全対策を1つのサービスで完結できます。以下に低学年向けの視点で概要をまとめました。
| 対応回線 | ドコモ |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 1,210円+TONEファミリー473円 |
| 見守り機能 | 位置確認・ジオフェンス通知・乗り物通知・利用時間制限 |
| フィルタリング | 年齢に応じたアプリ・サイト制限に対応 |
| 低学年に向く理由 | 安全機能が1つにまとまり設定がしやすい |
メリット
- GPSでの位置確認やジオフェンス通知で登下校の見守りがしやすい
- 利用時間やアプリを細かく制限でき、使いすぎを防げる
- 子供だけの契約でも見守り機能をフルに使える
デメリット
- 動画をたっぷり見せたい場合は追加データが必要
- 見守り機能をフル活用するにはTONEファミリーの追加が必要
小学校高学年は料金とデータ容量のバランスで選ぶ
高学年になると友だちとの連絡がLINE中心になり、動画や調べものでネットを使う機会も増えてきます。とはいえ大容量が必要になるほどではないので、3GB前後の小〜中容量で料金を抑えつつ、フィルタリングもしっかり効くサービスを選ぶのがバランスの良い選び方です。
この条件に合うのが、LINEがデータ消費ゼロで使え、あんしんフィルターも無料の楽天モバイルやLINEMOです。ここでは、使う月とそうでない月の差を吸収しやすい楽天モバイルを高学年向けの視点でまとめました。
| 対応回線 | 楽天回線・au回線(パートナー) |
|---|---|
| 月額料金の目安 | 3GBまで1,078円(最強こども割で最大440円割引) |
| データ容量 | 段階制(上限なし) |
| フィルタリング | あんしんコントロール(月550円・3カ月無料) |
| 高学年に向く理由 | 使った分だけ支払う段階制で無駄が出にくい |
メリット
- あまり使わない月は3GBまで1,078円、使う月でも無制限3,278円で無駄がない
- 12歳以下は最強こども割で毎月割引、家族割との併用でさらに安くなる
- Rakuten Linkで家族との通話が無料になる
デメリット
- 建物内や地下では電波が届きにくいことがある
- 18歳未満はあんしんコントロール(月550円)への加入が原則必須
小学生の子供に格安SIMを持たせるメリット
格安SIMは「安いけど不安」というイメージを持たれがちですが、小学生に持たせる場合はむしろメリットが多くあります。ここでは代表的な3つを紹介します。
月額料金を大手キャリアより大きく抑えられる
格安SIM最大のメリットは、月々の料金を大手キャリアより大きく抑えられることです。キャリアの子供向けプランが月2,000〜3,000円ほどかかるのに対し、格安SIMなら小容量プランを月1,000円前後、mineoのマイそくスーパーライトなら月250円で持てるものもあります。
小学生は動画やゲームを自宅のWiFiで楽しむことが多く、外で大量のデータを使うことはまれです。だからこそ、必要最小限の容量で契約すれば、家計への負担を抑えながらスマホを持たせられます。浮いた通信費を習い事や貯蓄に回せるのも、家庭にとって大きな魅力です。
子供の今いる場所をGPSで見守れる
スマホを持たせれば、GPSで子供のいまいる場所をいつでも確認できます。登下校中や習い事の行き帰り、友だちの家に遊びに行ったときなど、離れていても居場所が分かる安心感は、キッズケータイにも負けない大きなメリットです。
トーンモバイルのTONEファミリーや、楽天モバイルのあんしんコントロールのように、位置確認を含む見守り機能を備えたサービスもあります。無料の家族向け位置共有アプリを組み合わせる方法もあるので、家庭の方針に合わせて見守りの仕組みを整えられます。
フィルタリングで有害サイトやアプリをブロックできる
インターネットには子供に見せたくない情報も多くありますが、フィルタリングを設定すれば有害なサイトやアプリへのアクセスを制限できます。年齢に合わせて閲覧できる範囲を調整でき、課金トラブルや知らない人との接触といったリスクを大きく減らせます。
前述のとおり、携帯電話会社には18歳未満の利用時にフィルタリングを提供する義務があります。総務省もフィルタリングの利用を呼びかけており、格安SIM各社もあんしんフィルターやi-フィルターなどの手段を用意しています。警察庁が2026年2月に公表した統計資料によると、SNSに起因する事犯の被害児童数は令和7年で1,566人と前年より5.4%増え、なかでも小学生の被害児童は167人で過去10年で最多となりました。被害の低年齢化が進んでいるからこそ、安心して持たせるために契約と同時に必ず設定しておきましょう。
小学生の子供に格安SIMを持たせる前に知っておきたい注意点
メリットの多い格安SIMですが、大手キャリアとは違う注意点もあります。契約してから後悔しないよう、あらかじめ知っておきたい3つのポイントを確認しましょう。
実店舗が少なく設定やトラブルは自分で調べることが多い
多くの格安SIMは実店舗を持たず、オンライン中心で運営されています。その分コストを抑えて安い料金を実現していますが、契約やトラブル対応の際に対面で相談しにくいという弱点があります。機械の操作が苦手な家庭にとっては、ハードルに感じることもあるでしょう。
対面サポートを重視するなら、店舗を全国に展開するワイモバイルやUQモバイル、mineoショップのあるmineoを選ぶと安心です。オンライン専用のサービスを選ぶ場合は、公式サイトのチャットサポートやよくある質問が充実しているかを、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
端末や見守りアプリの初期設定は親が行う必要がある
格安SIMでは、SIMの差し替えや通信設定(APN設定)、見守りアプリやフィルタリングの導入を、基本的に親が行う必要があります。キャリアの店頭のように「お任せ」で全部やってもらえるわけではないので、届いてから自分で進める前提で考えておきましょう。
とはいえ、手順は各社の公式サイトで丁寧に案内されており、思ったほど難しくはありません。フィルタリングは契約しただけでは有効にならず、端末側での設定が必要な点だけは要注意です。子供に渡す前に、フィルタリングと見守りアプリの動作を親が実際に確認してから手渡すと安心です。
お昼など混雑する時間帯は通信速度が落ちやすい
大手キャリアから回線を借りて運営するMVNOは、お昼の12時台や夕方など、利用者が集中する時間帯に速度が落ちやすい傾向があります。動画が止まったり、ページの読み込みが遅くなったりすることがあるため、この特徴は理解しておきましょう。
もっとも、小学生が使うのは主に放課後や休日で、学校にいるお昼に外で通信することは少ないため、実際の影響は限定的です。それでも快適さを重視するなら、キャリアと同じ回線を使うLINEMOやワイモバイル、UQモバイルなどのサブブランド・キャリアプランを選ぶと、時間帯を問わず安定して使えます。
小学生の子供に格安SIMを契約するときの手順と必要書類
いざ契約しようとすると、名義をどうするか、何を用意すればよいか迷いがちです。ここでは小学生の格安SIM契約の流れと、そろえておきたい書類を解説します。
親名義で契約するか子供名義にするかを決める
小学生の場合、多くのサービスでは親名義で契約し、子供を利用者として登録する形が基本です。そもそも未成年名義では契約できない会社も多く、親名義にしておけば支払い管理もしやすく、フィルタリングの設定変更も親の権限で行えます。NUROモバイルのように、利用者登録機能で18歳未満を正式に利用者にできるサービスも登場しています。
一部のサービスでは子供名義での契約に対応していますが、その場合は親権者の同意書が必要になるのが一般的です。逆に楽天モバイルの最強こども割のように、子供名義での契約が割引の適用条件になっているサービスもあるため、割引ありきで選ぶ場合は名義の条件を先に確認しておきましょう。小学生のうちは管理のしやすさから親名義を選ぶ家庭が多く、迷ったら親名義+利用者登録を基本に考えるとよいでしょう。
契約に必要な本人確認書類をそろえる
契約時には契約者(多くは親)の本人確認書類が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどを用意し、支払い用のクレジットカードや口座情報もあわせて準備しておきましょう。IIJmioのように支払いが契約者名義のクレジットカードに限られる会社もあるため、カードを使わずに契約したい家庭は口座振替に対応した格安SIMから選ぶと手続きがスムーズです。MNPで電話番号を引き継ぐ場合は、事前にMNP予約番号(またはワンストップ手続き)も必要になります。
子供を利用者として登録する場合は、健康保険証など子供の年齢や続柄が確認できる書類の提出を求められることがあります。必要書類は会社ごとに異なるため、申し込み前に公式サイトのチェックリストで確認しておくと、手続きがスムーズです。書類に不備があると開通が遅れるので、余裕をもって準備しましょう。
スマホデビューの前に決めておきたい親子のルール
スマホは便利な反面、使い方を誤るとトラブルのもとにもなります。渡す前に親子で使い方のルールを決めておくことが、安全なスマホデビューの第一歩です。
使う時間と場所についての約束を決める
まず決めておきたいのが、使ってよい時間と場所のルールです。「夜9時以降は使わない」「食事中とお風呂には持ち込まない」「勉強中はリビングに置く」など、家庭の生活リズムに合わせた約束を親子で話し合って決めましょう。ルールを一方的に押しつけるのではなく、子供が納得して守れる内容にするのがポイントです。
トーンモバイルや各社のフィルタリング・見守り機能には、利用できる時間帯を設定できるものもあります。約束と機能を組み合わせれば、夜更かしや使いすぎを無理なく防げます。使いすぎが心配なときは、機能で自動的に制限をかけておくと、親子の言い合いも減らせます。
課金やアプリのインストールに関するルールを作る
小学生のスマホで特に気をつけたいのが、ゲームアプリの課金や、勝手なアプリのインストールです。知らないうちに高額課金が発生したり、危険なアプリを入れてしまったりするトラブルを防ぐため、「アプリを入れるときは必ず親に相談する」「課金はしない」といったルールを最初に決めておきましょう。
多くのスマホには、アプリのインストールや課金に親の承認を必要とする設定(ペアレンタルコントロール)があります。フィルタリングとあわせてこうした設定を有効にしておけば、ルールを守れなかった場合でもトラブルを未然に防げます。国民生活センターも子供の無断課金につながる危険な場面に注意を呼びかけているとおり、親のアカウントに子供がログインしたまま課金してしまう例は少なくありません。決済情報を端末に保存しない、パスワードを子供に教えないといった対策もあわせて行いましょう。
具体的にどんなトラブルが起きているかを親子で知っておくことも有効です。総務省のインターネットトラブル事例集は、フィルタリングやペアレンタルコントロールの整え方、オンラインゲームの注意点などを事例形式でまとめており、スマホを渡す前の話し合いの材料として使えます。ルールと機能の両面から、子供を守る仕組みを整えておくと安心です。
小学生の子供の格安SIMに関するよくある質問
最後に、小学生の格安SIMについて多く寄せられる質問にまとめて答えます。契約前の疑問を解消しておきましょう。
小学生に格安SIMは何歳から契約できますか?
親名義で契約して子供を利用者にする形であれば、年齢の下限は実質なく、小学校低学年でも持たせられます。実際、登下校の見守り目的で小学1年生からスマホを持たせる家庭も珍しくありません。子供名義での契約には年齢制限を設けている会社もあるので、その場合は親名義+利用者登録を選ぶとよいでしょう。
子供名義でも格安SIMは契約できますか?
会社によって対応が異なります。子供名義での契約に対応しているサービスもありますが、親権者の同意書が必要になるのが一般的で、未成年名義そのものを受け付けていない会社もあります。NUROモバイルのように利用者登録機能を備えた会社なら、親名義のまま子供を正式な利用者にできます。小学生のうちは管理のしやすさから親名義を選ぶ家庭が多いです。
フィルタリングは必ず設定した方がいいですか?
はい、小学生のスマホには必ず設定することを強くおすすめします。有害なサイトやアプリ、知らない人との接触、高額課金などのリスクから子供を守るために欠かせません。18歳未満の利用時には携帯電話会社にフィルタリング提供の義務があり、多くの会社が無料または有料オプションで用意しています。契約しただけでは有効にならず端末側の設定が必要なので、渡す前に必ず設定を済ませておきましょう。
格安SIMでもLINEや電話は問題なく使えますか?
はい、音声通話SIMを選べばLINEも電話も通常どおり使えます。LINEのトークや通話は問題なく利用でき、LINEMOのようにLINEのデータ消費がゼロになるサービスもあります。電話番号での通話もでき、大手キャリアと使い勝手は変わりません。データ専用SIMだと電話番号での通話ができないので、連絡用に持たせるなら音声通話SIMを選びましょう。
通話かけ放題のオプションはつけられますか?
多くの格安SIMで、5分・10分といった時間制限つきのかけ放題や、完全かけ放題のオプションを追加できます。ahamoのように5分かけ放題が標準で付くサービスや、楽天モバイルのように専用アプリで通話が無料になるサービスもあります。子供の通話が長くなりがちなら、家庭の使い方に合ったかけ放題を選ぶと通話料の心配がなくなります。
小学生向けの学割やお得なキャンペーンはありますか?
はい、子供向けの割引を用意する会社が増えています。代表例が楽天モバイルの最強こども割で、12歳以下を対象に毎月最大440円(3GBまでの月は440円、3GB超の月は110円)が割引され、家族割との併用も可能です。ただし適用には子供名義での契約とRakuten Linkアプリが必要で、親名義の回線は対象外なので注意しましょう。一方で、ワイモバイルのワイモバ親子割(2026年6月1日受付終了)やUQモバイルのUQ親子応援割(2026年5月31日受付終了)のように、期間限定で終了する割引もあります。学割は例年冬から春にかけて実施されることが多いため、急ぎでなければ次の受付開始を待つ手もあります。また、年齢を問わず使える月額割引が新しく登場することもあり、2026年6月に始まったUQモバイルのUQコミコミおトク割(コミコミプランバリューが最大13カ月間3,168円)はその一例です。申し込み前に各社の公式サイトで最新の実施状況と適用条件を必ず確認しましょう。
まとめ|小学生の子供に合った格安SIMで安全にスマホデビューしよう
小学生に格安SIMを持たせるなら、料金の安さだけでなく、フィルタリングと見守り機能がしっかりしているかを必ずチェックしましょう。見守りを最優先するならトーンモバイル、LINE中心で速度も重視するならLINEMO、料金の安さや使う量のばらつきに対応するなら楽天モバイルやmineoと、家庭が何を大切にするかで選ぶと後悔しにくいです。
低学年はGPS見守りと通話のしやすさ、高学年は料金とデータ容量のバランスというように、学年に合わせて選ぶことも大切です。契約後はフィルタリングと見守りの設定を必ず済ませ、使う時間や課金についてのルールを親子で話し合っておきましょう。親のスマホも一緒に見直すなら格安SIMおすすめ人気ランキングで家族分の候補も比べられます。安全対策を整えたうえで、お子さんに合った1枚で安心のスマホデビューをかなえてください。



